
携帯電話やスマホで通話の際に聞こえる声が、話し相手本人の声では無いということを
ご存知だろうか? 実は、その声は、本人の声そっくりに合成された機械の音声なのである。
電話網につながっている固定電話では、糸電話のように声の波形がそのまま
電気の波形に変換されて届く。
しかし、人間の声そのものは非常にデータ量が大きく、無線で通信する携帯電話や・・・
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スマホの回線では届けにくい。そこで、データ量を減らすための技術が必要となるのだ・・・。

まず、人間の声を「声の特徴」と「音の情報」に分解する。しかし、音の情報だけを
データ化して再現するとロボットのよな声になってします。そこで、次に話し相手の声の・・・

特徴に似ている音源をコードブック(音の辞書)の中から探す。コードブックには
音の素となる・・・
組み合わせパターンが約43億収録されており、話し相手の声に似たパターンを
見つけたら、音の情報と一緒に送信する・・・。

すると、受け手の端末では送信された情報をもとに音声が合成され、話し手
そっくりの声が聞こえるのだ。多くの人が合成音声とは気づかないほど、
すごい技術なのである・・・。
備考:この内容は、2019-10-22発行 (株)彩図社
「みんなが誤解している雑学」より紹介しました・・・。
