茶わん蒸しにマイタケを入れてはいけない理由とは? | Q太郎のブログ

Q太郎のブログ

パクリもあるけど、多岐にわたって、いい情報もあるので、ぜひ読んでね♥
さかのぼっても読んでみてね♥♥



 茶わん蒸しの具と言えば、エビに鶏肉、ギンナン、タケノコ、三つ葉、カマボコ


など。香りづけにはユズ、風味をだすにはシイタケが欠かせない。




 とはいえ、一般家庭で、これだけたくさんの食材をそろえるのはたいへん。


冷蔵庫にある残り物で代用することも可能だが、間違ってもシイタケの代わりに


マイタケを使ってはいけない。マイタケを茶わん蒸しに入れると、卵液が固まらなく


なってしまうのだ。




 玉子を加熱すると固まるのは、たんぱく質の一種「オボアルブミン」という物質の


働きによるもの。



お茶漬けでも、どうどす?



 このオボアルブミンに熱が加わると卵は固まるのだが、マイタケには、


オボアルブミンを分解する酵素、「プロテアーゼ」がふくまれている。そのため、茶わん蒸しに


マイタケを入れると、蒸し器で加熱しても卵がふんわり固まらず、ドロドロに


なってしまうのだ。




 ただし、作り方によっては、マイタケ入りの茶わん蒸しもちゃんと固まる。方法は


簡単で、あらかじめマイタケを電子レンジなどで加熱しておけばよい。30秒~1分ほど


熱を加えると、たんぱく質分解酵素は力を失って、卵はちゃんと固まる。




 なお、シイタケやシメジ、エノキにもオボアルブミンはふくまれているが、


マイタケより酵素の力が弱いので、あらかじめ加熱しなくても大丈夫である・・・。









備考:この内容は、2012年5月25日発行 

「誰に話してもすべらない雑学」より紹介しました。