石井竜也♥久保純子 対談3 | Q太郎のブログ

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石井> いや、画一的にその色という


ことではなくて、話しているうちに


どんどん色が濃くなっていくことも


あるんです。



久保> それは昔からですか?



石井> そうですね。そういえば、


小さい頃は、仏壇と蔵が好きだったん


です。自分の顔を仏壇の中に入れて


扉を閉めるんですよ。そうすると、


ろうそくの灯りだけで黒と金の世界が


ワーッと広がるんですよね。それが


もう、宇宙のような感じがして、


顔だけじゃなくて体ごと中に


入りたかったですね。





久保> 夜中に起きて、仏壇を


開けるんですよね?





石井> だって、仏壇は夜でしょ?





久保> 夜に、仏壇に顔を入れたく


ないなぁ(笑)。





石井> 昼間に仏壇にろうそくを立てても、


神秘的でも何でもない


じゃないですか。





久保> そうですね。はい・・・(笑)。





石井> ある時、「ああっ!」という


声が聞こえるんで仏壇から顔を出したら、


おばあちゃんが柱にしがみついて


倒れかかってました(笑)。それで、


僕が、夜な夜な仏壇に顔をうずめている


ことが発覚したんですけどね。


そういえば、仏壇って遺品を入れておく


引き出しがあるじゃないですか。


僕はそんなことは知らなかったから、


開けてみたら歯が出てきたんですよ(笑)。


奥には懐中電灯もあったり


して、もう、子供にしてみたら冒険!





久保> お家の中だけど、すごい


大冒険ですね。(笑)





石井> 子供は、「あのドアの向こうに


とんでもない世界がある」と思って


冒険できるんです。ところが大人に


なると、そんな無駄なことを考えて


はいけないような気がして、


どんどん小さなマスの中に入って、


いろんなことがつまらなくなるんです。





久保> そういえば「大人って何だろう?」


と考えると、我慢ばかりして


いるかなと思ったりします。





石井> じゃあ、喜びはどこにあるの?」


と聞くと、「わが子の成長」と


言う人が多いでしょ?「じゃ、自分は?」


というと、「俺はもう、


どうだっていい」となっちゃうけど、


自分がどうだっていい人に、人間が


育てられるとは僕は思わない。





久保> そうですよね。





石井> でしょ?自分を大切にする


からこそ他人を大切にするし、他人を


大切にするからこそ子供を育て


られるし、子供を大切にするから社会も


大切にするんですよ。だから自分


を蔑ろ(ないがしろ)にするとすべてが消えて


しまう。日本と言う国は、そこに気が


付いてない国なんだと思いますね。



久保> ナルシシスト万歳ですね。










備考:この内容は、「JAF Mate 8-9月号」より紹介しました。