カップ入りの「森永プリン」が初めて市販
されたのは、1971年(昭和46年)のこと。
当初は単体で売り出されたが、新発売から5年後の
1976年(昭和51年)に、おなじみの
”3連パック”が売り出された。
3個セットで発売されたのは、メーカーが
「子供ふたりと母親ひとり」で食べることを想定した
からだという。当時は、子供ふたりの家庭が
全世帯の38%を占め、もっとも多かったのだ。
ただし、現在は、子供なし世帯が40%と
もっとも多く、2位は ひとりっ子の29%。 にもかかわらず、スーパーには依然として、
3連パックのプリンが並び続けている。4連パックも売り出されているが、売れる
のは、やはり3連パックだという。 最近は男性もプリンを食べるので、「子供ひとり
と父母」の3人で、ちょうどよいという説もある。 また、ひとり暮らしでも、3個
なら賞味期限内に食べ切れるからという見方もあれば、2個パックでは割安感が
なく、4個では多すぎるので、3個がもっとも手頃で実用的という見方もある。
スーパーには、プリン以外にも、ヨーグルト、ゼリー、納豆、もずく酢など、
3連パックの商品があちこちの棚に並んでいる。 さまざまな意味で、3連パックが
ちょうどお手頃なのだろう・・・。
備考:この内容は、2013年3月30日発行 「誰に話してもすべらない雑学」より紹介しました。