配達された郵便物は、切手の部分にスタンプが押されているが、もうひとつ
バーコードも刻印されている。ただ、郵便物のどこを探しても、そのバーコードは
見当たらない。
それはなぜかというと、特殊インクによって、通常の状態では見えない
バーコードが印刷されているからだ。ブラックライトや紫外線をあてると、そのバーコード
が浮かび上がるようになっている。
そのバーコードの目的は、郵便物をスムーズに仕分け、配達する順番を効率化
することである。
1998年(平成10年)、郵便番号が5ケタから7ケタに変わった際、この見えない
バーコードが印刷されるようになった。コンピュータが郵便番号と住所を読み取ると、
バーコードを印刷する仕組みが導入されたのだ。
むろん、バーコードを通常状態では見えないようにしたのは、受け取り手への
配慮のため。郵便物の表にバーコードが印刷されていると、汚されたように思う人も
いる。そこで、目に見えないように印刷するシステムが開発されたのだ・・・。
備考:この内容は、2013年3月30日発行 夢の設計社 編集
「誰に話してもすべらない雑学」より紹介しました。
おい、きみ! 失礼だろ!
何、上から見てるんだよ!?