ギャル> ねぇ、ねぇ、Qちゃん「PM2.5」って、午後2時半のこと?
Q太郎> ピンポ~ン♪ んなわけないでしょ!
最近話題になっている中■大気汚染 pm2.5とは、いったい何なのか?
PM 2.5は、炭素、硝酸塩、硫酸塩、金属を主な成分とする様々な物質の混合物です。
発生原因はいろいろとあります。もちろん日本■内でも、発生しているものです。
夏場によくいわれる光化学スモッグも、pm2.5の発生原因となっています
が、なぜ今、中■から中■からと問題になっているかと言うと、中■のPM2・5の主原因は、高度成長による「自動車の排ガス」「工場のばい煙」「石炭の利用」とされ、ているからです
いずれも日本の技術で対応でき、環境省は担当者を訪中させ、観測機器の提供や研究者の受け入れを申し入れていますが、全く中■は耳を貸さないという・・
そんなことから、今、中■からの大気汚染pm2.5が問題になっているんですね。
(関連検索)
第29回〔2012(平成24)年〕
2012 年間大賞
◆ワイルドだろぉ
デニムのノースリーブと短パン。今年のお笑い界のスターはピン芸人のスギちゃん。その勢いにまかせた取り返しのつかない行動を「ワイルドだろぉ」と称して自虐的に語るネタがじわりじわりとウケた。「ワイルドですね、とか、ワイルドだね、じゃダメだったんだろうなぁ」とは、ご本人の弁。
◆iPS細胞
6年前、山中伸弥教授ら京都大学の研究グループによって作製されたこのiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、すでに分化して専門の機能しか果たさなくなったマウスの皮膚細胞に、ウイルスを使って4個の遺伝子を導入して、どんな細胞にもなれる能力を獲得させたもの。iPSは、Induced pluripotent stem の頭文字で、『現代用語の基礎知識』には2006年版から登場している。
◆維新
地域政党「大阪維新の会」が「日本維新の会」を結成、国政政党として国政選挙へ乗り出し、坂本龍馬の「船中八策」に倣って、「維新八策」を発表した。ちなみに「維新」という言葉を掲げた団体の例は珍しいものではなく、1992年発足の「平成維新の会」(代表大前研一)が記憶に新しい。
◆LCC
格安航空会社を意味するLow-Cost Carrier(ローコストキャリア)の略称。航空業界の規制緩和を機に、ANA、JALといった大手航空会社が相次いでLCCに本格参入したことから、今年はLCC元年と呼ばれた。「LCC」という用語、『現代用語の基礎知識』には2009年版から登場。
◆終活
人生の最期を自分の望むように自分で準備すること。10月2日、41歳で急逝した流通ジャーナリスト金子哲雄さんは、生前から自分の通夜や葬儀・告別式、墓の準備を万全に進めていた。「終活」という言葉は、週刊朝日で2009年連載された「現代終活事情」で知られるようになり、『現代用語の基礎知識』には2010年版から登場。
◆第3極
二大政党制の下で、二大政党の次の勢力になりうる政党のことを指す「第3極」。たとえば社民党は2004年ごろから「第3極としての社民党」を声高に叫んでいたが、ここへきて、政権党が低迷し、自民党にも昔ほどのパワーが感じられず、新党が乱立。二大政党制という大前提の崩壊さえみえてきた。
◆近いうちに・・・
社会保障と税の一体改革関連法案の成立後の8月、野田首相は「近いうちに国民に信を問う」と明言。つまり衆院解散を確約したため、それはいつのことやらと3ヵ月にわたってヤキモキさせ、「近いうちに解散」という言葉ばかりが流通した。
◆手ぶらで帰らせるわけにはいかない
ロンドン五輪競泳日本代表 松田丈志さん(株式会社コスモス薬品所属)
7月31日、ロンドンオリンピック競泳の最終日。男子400mメドレーリレーで史上初の銀メダルを獲得したのは、兄貴分・北島康介の「メダルなし」はないだろうと「レース前に3人(入江陵介、藤井拓郎、松田丈志)で話し合った」、その思いの結果だという。
◆東京ソラマチ
東京・墨田区、東京スカイツリーとともに5月22日開業した、その展望台とその周辺、商業施設一帯を指すネーミング。コンセプトは「新・下町流」。地上150mからツリーを間近に眺めながら食事ができるスペシャルダイニングゾーンなどで構成され、飲食やファッションなどが312店舗。
東武タウンソラマチ株式会社 取締役社長 岩瀬豊さん
◆爆弾低気圧
爆発的に発達する温帯低気圧のこと。寒候期に限られるが台風並みに発達するものも多く、広い範囲に強風、大雨、大雪、高波をもたらす。今年4月上旬、日本海で低気圧が急発達し、暴風雨による被害が全国に広がった。『現代用語の基礎知識』には2008年版から登場している用語。
第28回〔2011(平成23)年〕
2011 年間大賞
◆なでしこジャパン
サッカー日本女子代表の愛称。7月17日、女子W杯ドイツ大会で、日本は2―2からのPK戦で優勝候補のアメリカを3―1で振り切り、初優勝した。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会での日本の優勝は男女通じて史上初。大会MVPと得点王には澤穂希が輝いた。8月、なでしこジャパンには日本政府から国民栄誉賞が授与され、震災に沈む日本を元気づけた。
◆絆
未曾有の大災害である東日本大震災は、人々に「絆」の大切さを再認識させた。復興に際しての日本全体の支援・協力の意識の高まりだけでなく、地域社会でのつながりを大切にしようとする動きや、結婚に至るカップルの増加などの現象がみられた。
◆スマホ
スマートフォン。パソコンと同等の拡張性をもち、インターネットにそのまま接続可能な携帯電話。アップル社のiPhoneシリーズが大人気となり、その後、グーグル社が提供する「アンドロイド」を搭載する機種など、各社が類似端末を発売して製品ラインナップを広げた。2011年はスマホ普及の年といわれ、夏には携帯電話端末の販売台数の半分以上をスマートフォンが占めた。
◆どじょう内閣
8月29日の民主党代表選で、野田佳彦候補が相田みつをの詩「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」を引用、地味だが実直な政治を目指すことをアピールして当選した。メディアはこの演説を「どじょう演説」と呼び、野田内閣のことも「どじょう内閣」と呼ぶようになった。
◆どや顔
「どや」とは関西の方言で「どうだ?」の意味。「すごいだろう?」のニュアンスも含み、どや顔とは自慢げな顔、得意満面、したり顔のこと。ダウンタウンなどのお笑い芸人がテレビのバラエティ番組の中で多用し、全国的に広まったとされる。
◆帰宅難民
勤務先などで災害に遭遇し、交通機関の混乱から帰宅が困難になった人のこと。「帰宅困難者」ともいう。東日本大震災では、東京は震度5強の揺れを観測したが、鉄道の運休などにより約500万人が帰宅難民になったと推定される。
◆こだまでしょうか
東日本大震災後、頻繁に流れたACジャパンのテレビCM中のフレーズ。「遊ぼうっていうと遊ぼうっていう」で始まり「こだまでしょうか?…いいえ誰でも」とシメる。明治時代の詩人、金子みすゞの詩。この「こだまでしょうか」が収録された詩集に問い合わせが殺到し、ベストセラーとなった。
2011 トップテン
◆3.11
2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロの呼称「9.11」にならった呼び名。津波が襲い、福島第一原発の事故が起きたあの日、アメリカにとっての同時多発テロに匹敵するような歴史的な衝撃が、この国にもたらされたのである。
◆風評被害
ありもしない噂やデマを世間に流されたり、取り沙汰されたりして被る被害のこと。福島第一原子力発電所事故後、被曝を恐れる心理から、福島からの避難民が差別的な扱いを受けるなどした。また農畜産物や魚、工業製品が過剰に避けられたりするなどのケースも発生した。
◆ラブ注入
整体師でもあるお笑い芸人・楽しんごのギャグ。独特の振り付けをしながら「ドドスコスコスコ」を3回繰り返し、「ラブ注入」で胸の前で手でハートマークを作る。オネエブームの後押しのもと、いじられやすいキャラで人気を得た。
第27回〔2010(平成22)年〕
◆ゲゲゲの
いまやマンガ界の大御所たる水木しげるの妻、武良布枝(むら・ぬのえ)による自伝『ゲゲゲの女房』。この本が今年春からNHK朝の連続ドラマになって評判を呼んだ。初回視聴率は歴代最低の14.8%だったが、回を追うごとに人気はうなぎ登り。最終週の平均は23.6%とV字型回復をみせた。二人をめぐる超極貧物語は、週刊連載のマンガ『墓場の鬼太郎』を『ゲゲゲの~』と改題したころから、サクセスストーリーへと転じて行く。
◆いい質問ですねぇ
今年春からレギュラー化された「そうだったのか! 池上彰の学べるニュース」(テレビ朝日系)は、ニュース解説番組として異例の成功を収めたが、番組内でゲストの発言に対して使われるのがこの言葉。「いい質問ですねぇ」。そのほかの局でも池上彰が登場するニュース解説などの特番は軒並み高視聴率を上げた。
◆イクメン
近年この国でも子育てを楽しむオトコたちが増大してきた。誰が呼んだか、これを「イケメン」に引っかけた。その表現こそが流行りのポイント。パパたちを意識した育児用品、いわばイクメン応援グッズも店頭を賑わせている。政府は2017年までに「育休の男性取得率10%」を目標に掲げているが、まだまだ多難な現実が道をふさいでいる。
◆AKB48
グループ名の由来はAkihabara(秋葉原)。コンセプトは「会いに行けるアイドル」。かつて「おニャン子クラブ」を仕掛けた作詞家の秋元康が総合プロデュースを務め、いまどき最も成功しているビジネスモデルの一つである。とりわけ、選抜メンバーはファンによる投票「総選挙」によって決めるという企画はアキバ系に無関係な一般ファン層にも注目された。また姉妹ユニットとして、名古屋市栄を活動拠点とするSKE48、大阪・難波を活動拠点とするNMB48などがある。
◆女子会
女子だけの飲ミニケーション=「女子飲み」が人気を呼び、あちこちで女性同士だからこそ共感が出来る話しに花が咲いている模様。そんな空気をいち早く察知した居酒屋チェーン「笑笑」では「わらわら女子会」なる女性専用のプランメニューを提供、女性限定の食べ飲み放題や女子会特別カクテルなどを用意しているという。
◆脱小沢
9月の民主党代表選を受けて成立した菅改造内閣・党役員人事に向けて、メディアは「脱小沢」人事と報じたが、そんなレッテルはもうやめようと応戦していたのは仙谷由人官房長官。国民そっちのけながら騒ぎの止まなかった今年の政局だが、やはりその中心にあったのが「小沢」の2文字。この存在感は依然として、強い。
◆食べるラー油
新調味料というよりラー油仕立ての食品。石垣島の辺銀(ぺんぎん)さんが作った「石ラー」こと「石垣島ラー油」の人気に始まり、ホテルオークラ内・桃季の「食べる辣油」がヒット。つづいて桃屋は「桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油」(通称「桃ラー」)を販売開始。ブーム加熱とともにこれが品薄となり、ますますの騒ぎとなった。ラー油入りのおにぎりやラー油入りのスナック等々、食品業界は大賑わいを見せている。
◆ととのいました
今年のお笑い界でひときわ印象的だったのが謎かけ漫才を得意とするコンビ「Wコロン」。話の途中でコンビの一人、ねづっちが「ととのいました!」と来たら「謎かけ」の始まり。「○○とかけて、○○と解きます」とつづく、昭和の寄席をほうふつとさせる芸風である。「現代用語の基礎知識とかけて、埼玉県熊谷市と解きます」「その心は?」「どちらもアツいのが売りです」といったふうに。即興・速攻・即決といった実力が整って初めて成せるワザかもしれない。
◆~なう
「河原町なう」と言えば、「いま河原町にいます」。「宿題なう」と言えば、「いま宿題やってる」。・・・と自分の現在を告げる便利なワード。簡単な外来語だが、「NOW」でもなく、また「ナウ」でもなく、ひらがなの「なう」だからこそ、ツイッターの上を浮遊するいまの時代の気分が表現しやすいのかもしれない。
◆無縁社会
今年多くの日本人を驚かせたのが「所在不明高齢者」の問題だったが、「家庭崩壊」が叫ばれるようになってすでに30年、孤独死は30代など若い世代にまで広がり、親と子のあいだで「児童虐待」はさらに深刻化している。この社会は「血縁」や「地縁」といった絆を失ってしまったのか。NHKによるそのキャンペーン報道は、悲しいことにタイムリーすぎる内容だったと言わざるを得ない。
◆何か持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているのか確信しました…それは仲間です。
2010年6月、サッカーワールドカップのカメルーン戦で決勝ゴールをあげた本田圭佑選手は、試合後のインタビューで「もってるな」と発言。そして4か月後の神宮球場。50年ぶりとなる早慶両校による優勝決定戦を10―5で制し、42度目の優勝を果たした早大野球部。試合後、キャプテンである斎藤は「最後に、ひとつだけ言わせて下さい」「何か持っている…それは仲間です」。3万6000人の大観衆は熱狂の渦に包まれた。
第26回〔2009(平成21)年〕
◆政権交代
8月30日の第45回衆院総選挙。自民党は300から119へと議席を激減させ惨敗。一方、民主党は115から308へと議席を大きく伸ばして圧勝した。投票率は69.3%。総選挙の結果を踏まえて、9月16日、鳩山由紀夫を首班とする民主党内閣が発足した。選挙による政権交代が実現したのは初めてのこと。
◆こども店長
2009年4月から始まったトヨタ自動車のCMシリーズで、子役の加藤清史郎(2001年8月4日神奈川県生まれ)が自動車販売店の店長を演じる。赤いジャケットがトレードマークで、エコカー減税を子供らしい可愛い比喩でPRする。
◆事業仕分け
国や地方自治体が行う個別の事業について、公開の場で必要性や効率的な実施方法を議論する手法。各事業を「不要」「民間に委託」「国ではなく都道府県が行うべき」などと仕分けする。「仕分け人」と呼ばれるのは公務員OBなど、民間人。民主党新政権の下、行政刷新会議はこの手法を用いて、概算要求に盛り込まれた事業の必要性などを判定していく。
◆新型インフルエンザ
2009年4月、メキシコから新型インフルエンザ(H1N1)が発生。世界的に感染が広まりWHOは6月にパンデミック(爆発的流行)を宣言。政府は検疫体制の強化、発熱外来の設置、ワクチンの確保などの対応に追われた。
◆草食男子
コラムニストの深澤真紀が2006年に命名。協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛やセックスには積極的でない、主に40歳前後までの若い世代の男性を指す。自動車の購入など顕示的消費にも興味を示さず、バブル崩壊後の経済停滞が、その精神構造に影響を与えたという指摘もある。
◆脱官僚
元行革担当相で、みんなの党代表の渡辺喜美などが提唱した、「天下り廃止、政治・国民主導」の理念。民主党政権も当初「脱・官僚」を打ち出したが、郵政人事を初めとする相次ぐ元官僚の起用に、その雲行きは怪しくなっている。
◆派遣切り
リーマンショック以降の急激な雇用調整において、非正規労働者は真っ先に雇用調整の対象となった。まず削減の対象となったのは派遣労働者で、特に生産の落込みが激しかった自動車や電機など製造業の派遣労働者は真っ先に削減されることに。仕事だけでなくと住居も失った派遣労働者に炊出しなどを行う「派遣村」も注目された。同じように、就職の内定を取り消されるのが「内定切り」。
◆ファストファッション
受賞者:益若 つばさ(タレント)
百貨店の苦境が続く中、売り上げを伸ばしている「安くて手軽なファッション」のこと。日本ブランドであるユニクロやしまむら、g.u.が健闘していたが、海外からH&M、ZARA、フォーエバー21などが参画してきたことで、大きな社会現象になった。
◆ぼやき
東北楽天・野村克也監督は試合後インタビューでの「ぼやき」で有名。昨年は「ぶつぶつ言う」を意味する英語のmumbleから、自ら「マンブーマンはもうやめたい」と発言、2009年版現代用語の基礎知識には「マンブーマン」が掲載された。その語録集CDや似顔絵Tシャツなど、野村監督関連グッズは今年も好調な売れ行きだった。
◆歴女(レキジョ)
受賞者:杏(女優)
時代小説を読み、史跡も訪ねるなど、本格的に「歴史通」になる若い女性が増えている。きっかけとなったのは戦国時代などをテーマにした映画やゲーム、またイケメン俳優が出演した大河ドラマ「天地人」など。
第25回〔2008(平成20)年〕
◆アラフォー
天海祐希主演の金ドラ『Around40』から広まったことばで、40歳前後のこと。特に女性を指す。CD業界など、アラフォー世代に的を絞ったさまざまな商品がヒットしているのもまさに今の時代を反映している。
◆グ~!
女優、コンピューターインストラクター、マナー講師など異色の経歴をもつ新人お笑い芸人エド・はるみによるギャグ。フォーマルな出で立ちで両手の親指を突き立て、突然「○○グ~!」と声を上げる。
◆上野の413球
北京オリンピックの女子ソフトボールで、エース上野由岐子投手が準決勝のアメリカ戦・3位決定戦・決勝戦と2日間に1人で投げ抜いた投球数。日本ソフトボール界にとって念願の金メダルを獲得する原動力となった。
◆居酒屋タクシー
深夜に帰宅する霞が関の官僚が、利用するタクシーの運転手からビールやおつまみに加え現金や金券も受け取っていたという新種の公務員不祥事。民主党・長妻昭議員の調査で、17省庁の約1400人が受け取ったことが判明。
◆名ばかり管理職
日本マクドナルドの現役店長が未払い残業代と慰謝料を求めて訴訟を起こしたことから、権限も報酬もないまま社員を管理職の地位に就け、残業代や休日出勤手当を払わない会社やチェーン店の実体が明らかになった。
◆埋蔵金
「埋蔵金」論争のきっかけは、「自民党財政改革研究会」が2007年にまとめた報告書にある。特別会計の積立金を埋蔵金にたとえて、特別会計を見直せば数十兆円単位で金が捻出できるという議論である。
◆蟹工船
小林多喜二によるプロレタリア文学の代表作(昭和4年 発表)のタイトル。オホーツク海上の蟹工船で酷使される貧しい労働者達の群像劇が、格差・ワーキングプア等の現代日本の社会問題と重なり、発表から約80年後の今年ブームとなった。
◆ゲリラ豪雨
いきなり局所的に発生する集中豪雨。予測が難しいことからこう呼ばれる。正式な気象用語ではなく、1970年代にはすでに新聞等で使われていたが、近年の豪雨の多発によりマスコミではすっかり定着した。
◆後期高齢者
新医療制度施行にともない、国が75歳以上の高齢者のことを指して名づけた名称。年金からの保険料天引きなどさまざまな面での負担増、名称に対する反発が強く、「長寿」と呼び変えたが新しいネーミングはなかなか普及せず。
◆あなたとは違うんです
前年の安倍晋三首相に続き、突然の辞任劇となった福田康夫首相は、「国民からは他人事のように見えるが」との質問に対し「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです」と気色ばんで答え、話題を呼んだ。
第24回〔2007(平成19)年〕
2007 年間大賞
◆(宮崎を)どげんかせんといかん
東国原英夫・宮崎県知事が県議会での所信表明で、「停滞のもととなった古いしがらみからの解放が必要」と方言を交えながら説いた。また、「テゲテゲ(いい加減)では地域間競争に勝ち残れない」とも述べた。
◆ハニカミ王子
男子プロゴルフツアーに15歳8カ月の最年少記録で優勝した杉並学院高校1年の石川遼選手の愛称。名付け親は優勝したマンシングウェアオープンKSBカップでアナウンサーを務めた多賀公人(瀬戸内海放送)。
◆(消えた)年金
5000万件ともいわれる基礎年金番号に統合されていない記録のこと。元経済誌記者の調査能力を活かし、年金問題を徹底して追及していた“ミスター年金”長妻昭議員が国会で質問し、大きくクローズアップされた。
◆そんなの関係ねぇ
サンミュージック企画に所属するお笑いタレント、小島よしおのギャグ。海パンだけを身にまとい、軽快なリズムに乗せて自分を奮い立たせるように「でも、そんなの関係ねぇ!」と連呼する。
◆どんだけぇ~
「どれほど~なのか、それほどでもないだろう」の意味。反語的に使われ嫌味、非難などが含まれることが多い。これに返す言葉として「いかほど~」が浸透しつつある?
◆鈍感力
渡辺淳一の同名の著書によって流行語化。小さなことにあくせくしないで、ゆったりと生きているほうが最後に勝ち残ることができるの意味で、とかく社会から排除される「鈍感」に積極的な意義づけをした。
◆食品偽装
食品加工卸会社ミートホープによる偽装ミンチの出荷問題をはじめ、「比内鶏」「名古屋コーチン」「白い恋人」「赤福」など、一般によく知られた食材・関連企業にも次々に不祥事が発覚した。
◆ネットカフェ難民
働いてはいるものの、事情によりネットカフェに寝泊まりする人たちがネットカフェ難民として報道された。日本複合カフェ協会では「難民」という言葉の使用を控えることを求める緊急アピールを発表した。
◆大食い
受賞者:ギャル曽根(タレント)
カップ麺、プリン、アイスクリーム、ハンバーガーなど高カロリーな「メガ」サイズの食品の発売が相次いだ。「メタボ対策など健康ブームへの反動」「たまにはお腹いっぱい食べたい」「景気回復の証拠」の声も。
◆猛暑日
1日の最高気温が35度以上の日を指す。最近10年間に35℃以上の日が大幅に増え、熱中症等、暑さにともなう健康被害も目立ってきているため、気象庁が新用語として導入した。07年は多治見と熊谷で40.9度を記録。
第23回〔2006(平成18)年〕
2006 年間大賞
◆イナバウアー
トリノオリンピックのフィギュアスケート金メダリスト、荒川静香の得意技。上体を反らした独特のポージングが話題に。本来は両足の爪先を外側に大きく開いて横に滑る技。体を反らせることをさすわけではない。
◆品格
藤原正彦著『国家の品格』の爆発的な売行きとともに広まった。氏は「論理よりも情緒を」と、日本人が備えていたはずの品格について説き、「儲かれば何でもよい」というマネーゲーム全盛の世の中に一石を投じた。
◆エロカッコイイ(エロカワイイ)
ボンデージにバニーガール、下着など、際どい衣装で一気に人気者になった倖田來未。彼女のセクシーな衣装やスタイルは、「カッコイイ・カワイイ」ファッションとして認知され、肌を露出する女性が増加した。
◆格差社会
これまでの「一億総中流」が崩れ、所得や教育、職業などさまざまな分野において格差が広がり二極化が進んだといわれる。市場原理を重視し、改革・規制緩和を進めた小泉政治の負の側面との指摘もある。
◆シンジラレナ~イ
2006年のパ・リーグを制した際に、日本ハムファイターズのヒルマン監督がお立ち台でこう絶叫。その後、日本一にも輝き、やはりインタビューの際に「シンジラレナ~イ」を披露。スタンドのファンは大いに沸いた。
◆たらこ・たらこ・たらこ
キューピーのCMに登場する「たらこキューピー」が、少し気持ち悪いキャラながらも人気を集めた。小学生ユニット・キグルミが歌うCMソングはCD化され、オリコン初登場で2位に入るヒットに。
◆脳トレ
簡単な計算や音読などで脳の活性化をはかるトレーニング法の通称。「脳を鍛える」という言葉とともに普及し、脳トレの結果、自分の脳年齢がいくつになったかを知るというゲーム感覚が受けている。
*写真は代理で賞を受けとるご子息の川島万平さん
◆ハンカチ王子
2006年夏の甲子園を沸かせた早稲田実業の斎藤佑樹投手の通称。持っていた青いハンカチ(ハンドタオル)で汗を拭うその姿と爽やかさが世の女性を虜に。その後、ハンカチで汗を拭うパフォーマンスが流行した。
◆ミクシィ
日本で最大の会員を獲得(2006年9月時点で570万人)したSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)。なお同社の笠原健治社長をはじめ、はてなの近藤淳也社長らはIT界の新世代の意で「ナナロク世代」とよばれている。
◆メタボリックシンドローム(メタボ)
代謝症候群、内臓脂肪症候群とも。肥満に高血圧、高血糖、高脂血症などが重複して発症してる状態で、心筋梗塞や脳梗塞になりやすい。へそ周りが男性は85cm、女性は90cm以上ある場合は内臓肥満が疑われる。
備考:この内容は、Yahoo! および、「日本流行語大賞」より、紹介しました。
ギャル> ふ~ん、じゃ、Qちゃん、「LTE」って、この人たちのことだよね?
Q太郎> ピンポ~ン♪ んな訳ないでしょ!