フィリピンパブの嘘 へんな父さん。
あれは、結婚したての頃。
僕の誕生日プレゼントにと、嫁さんからメルローズの皮ののスタジャンをもらい、
いつも安いジャンバーばかりの僕には、タイヘンな「宝物」になっていました。
その夜も自慢のスタジャンで、友達からのお誘いで飲みに出かけ、給料日あとの
イキオイでフィリピンパブへ! 猛烈に盛り上がった結果、そのスタジャンをその店に
忘れてしまいました。
そのうち取りに行けばいいやと思って、しばらく経ったある日の夜。嫁さんが、
「最近、あのスタジャン着てないね?」
「友達の家に忘れたんだ」
「ふ~ん、ならいいけど。なにね、同じスタジャン着たフィリピンの女の子を
スーパで見かけたから・・・」
そうです。実は自宅とフィリピンパブは同じ町内でした。
言うまでもなく、その夜、速攻で回収したのですが、彼女が使っていた
タイガーバームの強烈な匂いがついたまま・・・
当分の間、着ることができず、嘘がバレたのと「フィリピンパブ」に行ったことが
バレ、死ぬほど怒られました・・・。
備考:この内容は、2010-2-22発行 アスペクト
林雄司著 「死ぬかと思った6」より紹介しました。