「ジャグラー ニューヨーク25時」
ロバート・バトラー監督
卑劣な犯罪、誘拐事件をとおして、
NYの”生理”を描いた壮絶チェイス!
2人暮らしの父と娘。母親が元警察官の父親のもとから逃げ出して
しまったためだ。そしてNY市街の路上。父親の目の前で、突然15歳の娘が
誘拐されてしまった。しかし犯人は、憎悪の的だった不動産屋のクレイトンの
娘を誘拐したつもりだったが、それは人違いだった・・・。
犯人ガス(クリフ・ゴーマン)と娘を人違いされたジョン
(ジェームス・ゴーマン)、さらに捜査に乗り出した警部トネリーが絡み、放漫な金持ち、
捜査に信念をもつ警察との衝突も起こる。
オール・ロケーションで撮影された映像は、NYという街の
生理を映し出す。セントラル・パークのラストの父親ジョンと犯人ガスの
追跡逃走のシーンは、リアルで緊迫感に溢れる。犯人=異常者をとおして
都市NYそのものが恐ろしく描かれている。
秋田充
備考:この内容は、1992-4-25発行、自由国民社
「必見!ビデオBESTセレクト300」より紹介しました。