中国2都市で復興報告ライブ
AKB48が、中国の
ファンに向けて日本の
復興を報告した。先月
17日に北京で、26日に
は上海でライブを
行い、現地は熱狂の渦に
包まれた。東日本
大震災の被災地の産品など
を中国で展示し復興をアピールする
「元気な日本」キャンペーン
の一環。同グループ
は日中国交正常化
40周年記念事業の
「親善大使」も努めており、
震災時の援助に対する
感謝の気持ちを伝える
ため、ステージで躍動
した。
2/17 北京
メンバー6人中国着で挨拶
北京を訪れたのは梅田彩佳
(23)仁藤萌乃(19)藤江れいな
(18)川栄李奈(17)名取椎菜(16)
森川彩香(15)。6人中3人が
研修生だったが、約500人の
観客等を前に堂々としたパフォーマンス
を披露した。震災復興
応援曲「風は吹いている」など3曲
を歌い、握手会も開催。大いに
盛り上がった。MCでは、全員が
中国語であいさつした後、梅田が
「震災の時に支援していただき
ありがとうございました。今年
は中国をはじめ世界でライブを
したい」と話し、感謝の気持ちを
伝えた。北京の日本人大使館が
短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」
で観客を募り、約1万4000
人の応募があったという。
2/26 上海
まさか日本語ハプニングも
ともちん 次もっと大勢で
復興への想いを胸に、目の前
のファンのために、感謝を
込めて歌った。
上海に訪れたのは板野友美
(20)梅田彩佳(23)横山由依
(19)の3人だった。少ない
人数ながらも、1400人以上の
ファンを熱狂させた。
3人が登場するや、「会いたかった」
「Everyday、 カチューシャ」を熱唱すると会場は
ファンが持つサイリウムの光で
あふれた。梅田、板野が事前に
練習した中国語で自己紹介を
した後、横山がまさかの日本語で
自分の名前を言ってしまう
ハプニング?もあったが、会場と
なった上海マートの7階は
ファンの笑顔と大歓声に包まれた。
梅ちゃん 日中の架け橋に
MCのあと、「誰かのために~
What can I do for someone?~」
をしっとりと歌った。
同曲は、「会いたかった」などに
比べると踊りなどの動きは少ない
静かなナンバーだが、歌い
終えた後はこの日一番の歓声が
あがった。「中国の方々は、誰か
もわからない日本の被災者の
ために支援をしてくださった。
『誰かのために』というより、まず
目の前にいる上海のファンの
みなさんに向けて、『みんなの
おかげで、日本が元気になったんだよ!』
と思いながら歌いました。
梅田がこう振り返るよう
に、メンバーの気持ちが伝わった
ようだった。
ゆい 中国大好きです
今回のキャンペーンで北京、
上海と2都市を訪れた梅田は
「あまり中国に来たこともない
のに、すごく応援してくれて
いるということを感じました。
これからも日本と中国の架け橋に
なれたらいいなと思いました」。
板野は「今回は3人だったので、
次はもっと大勢連れて来たい
ですね」と意気込み、「個人的な
希望ですけど、次はパリに
行きたい」と先を見据えていた。
横山は、「普段は離れたところに
いるのに、こんなに応援して
くださってうれしい。私も、中国が
大好きです」と笑顔を見せて
いた。
ライブの曲はすべて日本語
だった。だが、言葉が通じない
中でも、メンバーの歌声によって、
日本の感謝の気持ちは確かに、
現地のファンたちに伝わった・・・。
備考:この内容は、「AKB48新聞 2012年3月号」より紹介しました。