夕方、日が暮れて暗くなるといつの間にかついているのが、街灯。
なぜつくのか?
考えたことがあるだろうか・
「だれかが暗くなるとスイッチを入れて回るんだろう?」
せちがらい世の中、
そんなヒマなことをする人はいない。
答えはズバリ「光センサー」だ。
これで外が暗くなると街灯が自然につき、夜が明けて
明るくなると消える仕組みになっている。
もう少し詳しく説明しよう。このセンサーには硫化カドミウムなど半導体が使われて
いる。半導体には明るいときには電流を通し、暗くなると電流を通さないという性質がある。
電流が通ると電磁石が働いて、それまでくっついていた街灯のスイッチを磁力で引き
離すので、該当は消えるのだが、暗くなって電流が通らなくなると電磁石が働かなくなる
ため、スイッチは元に戻って街灯がつく、という仕組みになっている。
最近では同じ
要領でこの半導体が大活躍。
例えば、手を近づけると水が出る蛇口なども同じ性質を利用
したものである。
仕掛けとしては別に大したものでないとはいえ、
なかなか考えたものだ。
毎晩、街灯がついているおかげで、
ホロ酔い加減で夜道を歩く時だって安心なのだから・・・。
備考:この内容は、コスモ出版 新雑学研究会編 「通勤電車を楽しむ本」
より紹介しました。