100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。
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エドワード・ノートンの徹底した役作りに
とにかく驚かされる問題作
「アメリカン・ヒストリーX」(’98)
90年代後半に現れて映画好きを仰天させた驚異の演技派、エドワード・
ノートンがカリスマ的白人主義者を熱演したヘビーな人間
ドラマ。服役中の兄を崇拝するあまりネオナ○の一員となった弟と、
刑務所での経験から偏見を捨てた兄がたどる過酷な運命を描く。偏見
によって引き起こされるヘイトクライムに正面から切り込んだ社会派
映画であると同時に、家族の絆も描いた傑作。主演のノートン、弟役
のエドワード・ファーロングを始め、役者陣の名演技が光る。
科学者が実証した”最も確実に人を泣かせる映画” 第1位。
涙なしには見られない大感動作。
「チャンプ」(’79)
アンジェリーナ・ジョリーの父である名優ジョン・ボイドが主演
した感動作。かつてチャンピョンボクサーだった中年男が、
幼い息子のために奮起して再び王座を目指す。父子の絆、そして
再会した元妻との切ないドラマがつづられ、子役のリッキー・
シュローダーの愛らしさと悲しいラストは世界中の涙を絞り取った。
大学教授らの研究で『最も泣ける映画』に認定された・・・。

臨場感あふれるドキュメンタリタッチの
アメリカン・ニューシネマの傑作。
元祖マイケル・ムーア登場。
「アメリカを斬る」(’69)
『バージニア・ウルフなんかこわくない』で第39回アカデミー
賞撮影賞を獲得した名カメラマン、ハスケル・ウェクスラーが
監督したドラマ。TVカメラマンの目を通して、マスメディアの
欺まんや、米国のひずみを浮き彫りにする。クライマックスは、
暴○に発展したことで有名な’68年のシカゴ民主党大会。実際
に女優を送り込んで撮影した映像が緊迫感に溢れている・・・。

松田優作がインスパイアされた
ハードボイルドの代表作
「ロング・グッドバイ」(’73)
ロバート・アルトマン監督が、レイモンド・チャンドラーの小説
「長いお別れ」を換骨奮胎したミステリー。探偵のフィリップ・
マーロー(グールド)が、友人夫婦の死亡を機に、奇妙な事件
に巻き込まれる。タバコを口から離さず、心優しく軽妙な
マーロー像は、松田優作の「探偵物語」に大きな影響を与えた。
アーノルド・シュワルツネッガーがチン○ラ役で出演。

白黒とカラーで表現されていたのは
現代アメリカの価値観そのもの
「カラー・オブ・ハート」(’98)
懐かしの白黒TVドラマの世界に入り込んだ兄妹
が、平和だが保守的なドラマ内の価値観を揺るがす
ファンタジックコメディ。劇中の進歩派と保守派の
対立は米社会の縮図でもある。若きトビー・
マグワイアとリース・ウィザースプーンが共演。

映画史上最も残酷な状況で
最も孤独な男が送り続ける
究極の反戦メッセージ
「ジョニーは戦場へ行った」(’71)
○狩りでハリウッドを追われた伝説の脚本家
ダルトン・トランボが、自身の反戦小説を発表から30
余年後に自ら監督して映画化。戦争で四肢と顔を
奪われた負傷兵の悲痛な姿を描く。のちに
メタリカが名曲「ワン」のPVで本作の映像を使用した。
備考:この内容は、TSUTAYA CLUB MAGAZINE12月号 より紹介しました。