未確認機はPC9801RX | CLAYの日記

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老後の為の忘備録

テーマ:電気・電子・光学
2011/04/18 22:59
 先日ある所の装置で「今まで使ってなかった制御用のパソコンが動かないんですけど、見たこと無い機械なんですよ」と言われて、試しに見に行ったらPC-9801だった。
しかも日本で最大シェア90%を握ったバブル時代の白い丸型デザインじゃないの…私より5つも年上なのに。。。
型番が判らなかったので、剥がしてみたらRXだった…簡単な制御だからRAでなくても十分。
そういやRXって、RAの下位機種だったんだよねぇ。。。
 
 
 RX…サバンナ、ガンダム、ノリコ機、仮面ライダーと連想できるんだけど、時代が下るに従ってそのステータス度は下がる一方。
言ってみりゃ車のグレードの”デラックス”(んなもん、今時あるかい!)みたいなもので、下位機種の代表となった感じ。
RXの意味は調べてみても”処方箋”程度の意味で、元々有難味が無いのを日本人が語感だけで好んで使ってたとしか思えない気がしてきた(笑)
実は真面目な所では”受信機”と言うのがピンと来るんだけど、この話題はまた今度。
 
 何故ご執心かというと、5インチフロッピーが付いているから。
あわよくばこれで昔のパソコン通信のログデータを吸い上げたいのである(笑)
なので今日は半分趣味で調査に行ったんだけど、残念ながらHDDもFDDも死んでるみたいなので断念。
 
 
 最近皆さん回顧調の日記が多いので、私もここから懐古調で…(笑)
日本で最初のパソコンと呼べる代物は1977年発売のTK-80BS。
但しこれはプラモデルみたいなもので、使う前に組み立てる手間要りの品。
1979年に件の理由で大阪に居た私は、こっそりとアマチュア無線の社団局に入れて貰い、そこのエンジニアが組み立てたこれを触らせて貰ったのである。
ドライブゲームを堪能していると、すぐにオーバーヒートしたのだが。。。
 その後日本で初めてパーソナルコンピュータを名乗り、完成品として出されたのがPC-8001。
この時代には既に精工舎やSHARP、日立が出していたけど、完成度はやはり一番高かった気がする。
NECでも本流では無い部門が出したにしても…である。
 
 
 私はこの時代はハードウェア指向だったので、カスタムチップが多くて回路図の読めないNECは避け、SHARPのMZにしたわけ。
ではなんでこれがあるか…皆さんがくれたのである。
他にも無印PC-88、88mkⅡ等、古くなると我がアパートをゴミ箱と勘違いしたかの様に持って来たのだ。
流石に沢山は置けないので他は処分したけど、何故かこれだけは取ってあるんだよね。
本当はTK-80やTK-85、L-Kit16の方を残しておきたかったんだけど、当時の狭い寮には置き続けられなかったんだよね。。。