LED式ヘッドライト比較(National BF-263BP vs PETZL TIKKA XP)
2006年12月16日(土)
PETZLのTIKKA XPを購入したので、表記比較を行なった。
例によって判断基準は独善的であるが、なるべく数値で比較できるようにした。
照度等知りたいが書かれていない内容は割愛した。
2006年12月16日(土)
PETZLのTIKKA XPを購入したので、表記比較を行なった。
例によって判断基準は独善的であるが、なるべく数値で比較できるようにした。
照度等知りたいが書かれていない内容は割愛した。
どちらにしても高い!
カタログスペックだけを単純比較するとこうなるが、果たしてそうなのか?
特に肝心の明るさがカタログスペックに出てこないのは気になる。
という以前に、BF-263の取説は日本語だけど、TIKKAのは欧州5ヶ国語と言う時点で、日本は相手にされてない?
2つを並べてみると下写真の通り。
特に肝心の明るさがカタログスペックに出てこないのは気になる。
という以前に、BF-263の取説は日本語だけど、TIKKAのは欧州5ヶ国語と言う時点で、日本は相手にされてない?
2つを並べてみると下写真の通り。
作りはBF-263がまともなレンズ機構を持ち、ヘッドバンドもズリ落ちないT字型。
ハウジングもBF-263は一部シルバー塗装となっていて、仕上げの細かさがある。
尤も、個人的には近年の松下製の製品はなんでもかんでも阿呆の一つ覚えのようにシルバー塗装となっていて、好きではない。
第一使っていて塗装が剥がれてきたらみすぼらしい。
これで付加価値が取れると思っているのか、芸の無いデザイナーの能無し振りには呆れる。
ハウジングもBF-263は一部シルバー塗装となっていて、仕上げの細かさがある。
尤も、個人的には近年の松下製の製品はなんでもかんでも阿呆の一つ覚えのようにシルバー塗装となっていて、好きではない。
第一使っていて塗装が剥がれてきたらみすぼらしい。
これで付加価値が取れると思っているのか、芸の無いデザイナーの能無し振りには呆れる。
個人的にはシボ打ち成型射ちっ放しのTIKKAの方が好き。
尤もTIKKAの成型は専門的になるが、ゲートの位置や処理、パートラインのバリ、シボの掛かりやヒケ等、あらゆる面で拙さが目立つ。
凡そ日本のまともなメーカーであれば、絶対に市場には出さない出来の悪さではある。
ほぼ百均店に並ぶ成型品並みで、この辺は日本のメーカーに分があると思う。
が、それで買う製品を決めるかというとそうではなく、やはり一番は機能であろう。
尤もTIKKAの成型は専門的になるが、ゲートの位置や処理、パートラインのバリ、シボの掛かりやヒケ等、あらゆる面で拙さが目立つ。
凡そ日本のまともなメーカーであれば、絶対に市場には出さない出来の悪さではある。
ほぼ百均店に並ぶ成型品並みで、この辺は日本のメーカーに分があると思う。
が、それで買う製品を決めるかというとそうではなく、やはり一番は機能であろう。
その肝心の機能である明るさについては相対比較しかないので、取り合えずデジカメで取る。
右がBF-263で、左がTIKKAの、最大照度での収束光。
右がBF-263で、左がTIKKAの、最大照度での収束光。
これでは判りにくいが、明らかにBF-263の方が明るく視認性が高い。
また、ここでは写らなかったが、BF-263の収束光の周りに薄暗く光が広がっている。
所謂”太陽の傘”のようになり、収束光にしても周囲にもぼんやり光が広がり、夜間歩行時には使い易い。
TIKKAは中途半端な収束で、あまり良くない。
BF-263のLEDは日亜製で、それだけで35度という指向性を持つからではないかと推測される。
対するTIKKAはLuxeon製で、110度。
加えてBF-263はちゃんとした凸レンズによるズーム機構を持つのに対して、TIKKAはフレネルレンズ。
この辺のコストの掛け方と拘りの違いなのか?
次にこれが最大照度でのBF-263の拡散光。
TIKKAのは光が拡散し過ぎて同時に写すことが出来なかった。
これも明らかにBF-263の方が見易い。
BF-263はズームレンズで拡散されているので光も美しくレンズ部でのロスも少ない。
TIKKAのは拡散し過ぎてどうにもこうにも。。。
これもTIKKAはトンボレンズでエエ加減に誤魔化しているからだろう。
最低照度での拡散光では暗すぎて夜間歩行では役に立たない。
光も拡散し過ぎているのでマップライト等にも使い道がなさそうだ。。。
これも明らかにBF-263の方が見易い。
BF-263はズームレンズで拡散されているので光も美しくレンズ部でのロスも少ない。
TIKKAのは拡散し過ぎてどうにもこうにも。。。
これもTIKKAはトンボレンズでエエ加減に誤魔化しているからだろう。
最低照度での拡散光では暗すぎて夜間歩行では役に立たない。
光も拡散し過ぎているのでマップライト等にも使い道がなさそうだ。。。
レンズ機構については、上にも書いたが写真は下記の通り。
BF-263はズーム機構を持ち、黒いリングを回すことで連続的に集光~拡散に変えられる。
TIKKAは集光時はフレネルレンズで、拡散時はトンボレンズをスライドさせて上から被せる方式になっている。
当然機構的にはBF-263の方が上等だ。
実際に頭に付けて夜道を歩いてみても、明らかにBF-263の方が視認性が高く、性能的にも優れている。
欧州メーカーの品は、やはり輸送コストも掛かっているだろうし、建値が違うので日本での売価も高くなるのではないか?
どう考えてもBF-263の方が絶対価格も安い(リチウム電池も2個付き)し、相対性能も上である。
はっきり言って、BF-263を見てしまうと、あれ程HP上で絶賛されているTIKKAを見てもかなり見劣りする。
ま、貧乏人の私としては、ナショナルで単4型電池式の製品を出して欲しいけどね。