6日に公開となったベン?リューイン監督作品「セッションズ」は、6歳のときにかかった急性灰白髄炎(ポリオ、すなわち小児まひ)が原因で、首から下がまったく動かなくなってしまったアメリカ人男性(故人)の実話に基づいた物語です。終日ベッドに横たわったまま、介添人なしでは1日として生きていけない身体障害者として暮らしてきたマーク?オブライエンは、大学を卒業し、詩人、ジャーナリストとしての日々を送っていたある日、愛する人とつながりたいという願いをどうしてもかなえたくなりました。ニューバランス ランニングシューズ
きっかけは、いつも横暴だった相手をクビにして、その後釜として雇い入れた美しく優しい介添人に恋をして、見事に拒絶された直後に訪れました。雑誌社から、障害者のセックスについての原稿依頼が舞い込んだのです。3人目の介添人の助けを借りながら、さっそく取材を始めたマークは、これまで思いつきもしなかった新しい世界の扉をノックすることになります。障害者の自分が、愛する女性と深いつながりを持つためには具体的に何をどうすればいいのでしょう? 健常者でも相当の勇気と自信がなければ踏み出せない課題かもしれません。マークの挑戦は、こうして始まりました。
だれがどう考えても深刻な問題を、ラブコメタッチの流れに変えて、優しさとユーモアのオブラートで包んでいるところが、この作品の最大の魅力になっています。また、健常者が普通に暮らしている日常では、障害者に関わる知らされない情報がたくさんあって、そうした情報は知らされないままに終わるものが圧倒的に多いようです。しかし、知らされなければ気がつきません。自分が当事者にならない限り、永遠に分からないのです。本作品は映画倫理委員会によって「R18+」指定になっていますが、せめてセックスに最大の興味と関心を抱く中?高校生には観てもらってもいいような気がしました。http://www.newbalancejptop.com/