みなさま こんにちは
12日は【母の日】だった
僕の母親は既に 虹の国なので
想い出の中で 感謝しておいた
母親とは性格が合わず
24歳で家を飛び出し
東京で暮らした僕
毎日がエロエロ楽しく
忙しく働く 30代のある日
田舎の母親からTELがあり
『東京観光したい』という
ずっと親不孝してるなあと
負い目も感じていたので
しぶしぶOKし
沖縄から来てもらった
島倉千代子
【東京だよ おっかさん】
この歌を知る年代としては
田舎から母親を呼ぶことが
親孝行できるチャンスだとも
僕は考えていた
初めての東京に 母親は
そっけないけど嬉しそうだった
さて
お金に余裕はないので
泊まりは 中野の狭い自室
本日は浅草 翌日は新宿・・
一通り都内の見物はした
そして 最終日
一番楽しみだという
東京タワーに出かける日
部屋の近所のバス停で
母の手を引いて待ってると
ぎゃあ=
バッタリ出会ったのは
8点場 ・ロン
受付の おじさん
んも~ こんなときに限って
会うなんて なんなん?
親の顔まで視られた
うわ・・恥ずかしい・・・
なんとかバスを乗り継ぎ
東京タワーまで着いて
さあ 展望台登れるねと
よたよた 切符売り場へ
すると
【本日・休業日】
がが=ん
今と違ってネットで簡単に
下調べできない時代だったのだ
ガッカリする母親
東京タワーの根元部分で
鉄骨だけをスリスリ触ってた
ま 1週間ほどだったが
想い出作りにはなったと思う
ケンカばかりして
贅沢な食事もしてないけど
おっかさん
すこし やせたかな・・・
石川啄木は
たまたま母親をおんぶしたら
あまりに軽くて泣いたというが
意味を すこし理解した↓
さて 母親がいたせいで
連れ込みができず
見送ったその日 ムラムラで
ハテン場 RONに行くと
あの 受付のロンじいが
ジュースを僕に与えながら
『あの人は お母さん?
よく 似てるね~』
30代の僕と70過ぎの母親が
はぁ? 似てるだって?
その時は思わなかったが
この頃 鏡に映るのは
ほっぺたが ブヨんとたれてる
母親にそっくりな僕の顔
そして あのときの
母親の年齢になってみて
あちこち関節は痛いし
血糖値も高いと注意されるし
天国のおっかさん
これが息子の現実だよ
糖尿だよ おっかさん!
呼びかけたい僕なのである