小学校の教科担任制が文部科学省から提案されている。

 

私は、遅すぎると思う。私立小学校は古くから小学校担任制が導入されていた。公立の学校は、常に新しい教育に挑む体制ではなかったのかもしれない。特色ある独創的な学校を考えないといけない。

 

子どもたちの興味、関心を引き出すには教材研究の深さと教師自身の熱意でもある。現在は、教育関係にはさまざまな問題が生じている。

一人の教師が全部の教科を教えるにも限界がある。教師は、専門性ある大学で知識を深めてきたのであるから1教科専門的な力を発揮することも必要である。子どもたちが「わくわくする」学習を考えると教科専任は必要である。

 

従来の学級経営も見直す時期でもある。勝手、体操の得意な先生がいて運動会のマット運動で凄い演技を公開されて感激したものである。

算数が得意な教師に出会うと自然とその教師の教え方にとけこみ理解して「わくわく」したものである。今でも小学校教師は自分の好きな教科を研究し研修を積み重ね子どもたちに「未知なる世界」を開かせている。子どもたちの眼は「輝きある目」をしている。

全教科指導体制を見直すべきである。

 

生徒・児童指導面でも子どもの問題行動を把握して学年教師同士が共有し情報交換して早急に問題解決の糸口を見出すことができる。担任制でなくても学年スタッフ体制でおこなってもよいと思う。

 

免許も今の制度でよく中学の免許を持っていても小学校で勤務する体制をとれば子どもたちの発達段階を把握し理解することもできる。

学年での教科専任

小学4年ーーー算数、国語、社会、理科、音楽、

小学5から6年ーーー算数、国語、英語、社会、理科、音楽、体育

 

教員免許改定制度

大学で教育、専門科目を学んで教育自習をして取得した免許は永久のものでよい。

そのかわり4年に一回は研修期間を設けて教育機関施設、大学で研修をする。費用は国または県で負担。

なぜなら資格を取ってからさらなる勉強が必要である。どんな資格でも同じである。県、市等の研修参加も点数にいれる。

国、県、市が認めた教育研究団体にも参加。(任意)管理職も学校経営研修を受けて時代の変革を考えた経営を研修する。

努力をしない教員は子どもを教える資格はない。地域参加、地域スポーツ、文化活動に貢献している教師も評価する。

 

校長を中心として全教師、職員が協働して取り組む特色ある学校運営を考える