レトロな映画DVD「デフコン4」
原題「DEF-CON4」1985年モノを見る。
人工衛星任務にうんざりしてた3人の宇宙飛行士。
と地球からのニュース
「テロリストに奪われた米側の核兵器がソ連に使われた」
そこから始まるアラートサインや通信途絶。
モニターの中の地球各都市は次々と破壊されていく。
何とこの衛星も核武装されていて
撃つべきかどうかひと悶着。
結局コントロールを何者かに奪われ墜落し始める衛星。
やむを得ずミサイルを射出放棄するも
一発の不発弾が残りそのまま地上へ。
なぜか時限装置のスイッチが入ってカウントダウンを始める核ミサイル。
何とバレバレな伏線。
核戦争二か月後の地上に降りた宇宙飛行士が目にしたのは
混乱や絶望、疫病に苦しむ生々しいサバイバル生活ではなく
偉そうに処刑や拷問を楽しむ軍人に支配されるか
逃げ惑い隠れて生きるかの二択ヒャッハーな世界。
そしてイロイロ緩い。
アニメ「碧き流星SPTレイズナー」の前半と後半の様な
珍妙なバランスが愉快ではあるが
まあとにかく主人公が弱くてもどかしい。
簡単にほんとのことをペラペラしゃべる。
さんざんな目にあって覚悟を決めて銃を手にし
こっそり狙えばイチコロという俺優位なシチュエーションでも
敵にわざわざ「撃つぞ!」と脅しの声をかける。
敵の乗るボートの上のヒロインに
泳いで近づき名前を大声で呼び当たり前の様に敵ボスに見つかる。
良く生き残ったなこいつ。
まあ進んでるボートに着衣のまま泳いで追いつく驚異のスイマーなのだが。