わるい奴ら。 | ロボとてんこのてん日

ロボとてんこのてん日

日々の楽描き日記。

レトロ怪奇映画DVD

「吸血ヒル女」原題「The Leech Women」

1960年モノを見る。

アフリカの奥地に咲く花から取られる粉末。

それと“棘のついた指輪”を刺して生贄男の脳髄液を摂り

うまいこと混ぜれば若返りの秘薬の出来上がり。

というアフリカジャングルの原住民の儀式を目の当たりにしたジェーンさん。

「私もやる」と脳髄液を摂られ屍となる生贄に旦那を選ぶ。

救いの無さはもうここで決まりだけれども。

そしてちゃっかり旦那のお友達と仲良くなり

ダイナマイトでその集落を爆破。

ジャングルから脱出するもお友達は底なし沼に落ちる。

薬の効果が切れ始め老けてしまったジェーンさんはこれ幸いと

花の粉末と一緒に盗み出した“棘指輪”でお友達の首根っこをブスリ。

全く救いようの無いヒロイン。

帰国して今度はジェーンの姪と騙り

婚約者のいる弁護士男に誘いをかける。

薬の効果は短時間ゆえ若さに全振りで刹那的になってるわ。

そして秘薬を使えば使うほど

哀れな生贄男は増えるしリバウンド老化も進む。

簡単に引っかかる弁護士男も困りものだが

婚約者も悲劇のヒロインとはならず

ピストル持ってジェーンさん宅に押しかけてくる。

行きずりの声かけ男も実は強盗だったり

なかなかに逞しい世界じゃ。

特に「ヒル怪人」とかは出てこないぞ。