私の経歴は大ざっぱにこちらの冒頭に書いてあります。
前回の記事 私はなぜそう言えるのか②


新規店オープンに奮闘する私。
仕事をこなす日々にある出来事が━。
キャストの京華は前に所属していた店舗を辞めていたが、私と連絡を取り続けていた。

彼女は両親がおらず、5人兄弟の上から2番目、上に歳の離れた兄

下の3人の弟たちは全員なんらかの障害を持っているという環境で過ごしていた女性でした。

兄と共に家計を助ける為にキャバクラで働いていると話していました。

京華は前のお店を途中で辞めていたのですが、そんな境遇を知っていた私はほっとけず、まめに連絡をとっていました。

とても不安定な子で、何日も連絡とれなかったり、手のかかる子でしたが、元々モデルをやっていたので、うちの店で一緒に働きたいと考えていました。

彼女に自分なりの精一杯の誠意を伝えた結果、彼女を雇いいれる事に。

当時その店舗の時給相場が2000~3800円。

自給は5000円だったかな。

めちゃくちゃ綺麗なんです、この子。

しかも前の店では指名量、率共に圧倒的でした。

いるだけで看板になるキャストさんは利益に拘らず、そこにいてもらうだけでいいのです。

それだけで宣伝になります。

開業してから1か月、最も辛かった時期かもしれません。

毎日赤字の垂れ流し、新規店だから最初はそうだと統括地区長はおっしゃってくださりました。

木曜日の定例地区会議で1週間の売り上げ高を発表するのですが、ほとんどの店舗が黒字なのに対して、私だけ大赤字を発表しなければならないのは半端ないストレスでした。

大きな会議室に36店舗の店長さん+3-5店舗見る地区長さん+統括地区長さん2名+うちのエリアの統括部長さんはなんと社長兼任で、社長も一緒にいるという状況です。

胃に穴が空きそうでした。

ですが、私は自分に自信を持ち、堂々と発表します。

一生懸命やった結果ですから、恥じる必要はないと考えたからです。

結果がついてこない時こそ努力していれば、胸を張って堂々と出来ると思います。

会議終了後

社長室へ全員個別に挨拶を。

私の番

私はどこどこ所属の○○ですと伝えると

○○(統括地区長)から聞いてるよ

威圧感にビビッてつい

すみません・・・。

と言っちゃいました。

なんで謝るん?

赤だからです

謝るという事は、まだ自分の店だと思ってないからや

いくら赤出してもええから、自分の店だと思ってやったらええねん

社長かっこいいですね。

そこから私の小さな箱の快進撃が始まりました。


続く