
Wikiから引用。
『7つの習慣』(ななつのしゅうかん、The 7 Habits of Highly Effective People)は、スティーブン・R・コヴィーによって書かれ1996年に出版された書籍。
原著の初版は1989年。
キャッチコピー
基本と活用法が1時間で分かる本
『7つの習慣』には、何が書いてあるのか。
なぜ、読んだ人は
優れた結果が出せるのか?
成功するためには、その本をどうやって
活用すればいいのか?
全世界3000万人に読まれた
「人生の教科書」をスピード解説!
本の紹介と私の見解
※私が意見を述べる場合は、内容との混同を回避する為、文章の前に※を付け加えています。
※紹介をする前に、私の行ってきた、いわゆる『自己啓発』に勤しんだ経験と、その経験から得た自分なりの考えを述べておきます。
幼い頃から教育熱心な両親の元、沢山の本を読んできた。
今から10年ほど前、大学入学後、マクドナルドにてアルバイトを始め、社員なしでも店舗の運営を任される役職(マネージャー)を頂く。
マネージャーに昇格、会社の行う研修へ一週間ほど通い、そこで初めて会社で一般的に行われる社員研修や、その会社の考え方などを学ぶ。
社会においての活躍や研修、『いわゆる大人』の知識を得る事に夢中になり、自己啓発本や、講演会、演説会へ通う事に精を出す。
結果、店舗で売り上げ等のある分野で全国No.1を達成し、奨励金を獲得。
色々端折って、御縁があり、ある分野で大きな力を持つ仕事に就く。
そこで評価して頂き、仕事と店長研修など忙しい日々を過ごし、22歳で店長、5か月ほどで、その一つ上の役職に就く。
その過程で当時社長の一つ下の役職、統括部長さんによく面倒を見てもらい、二人でよく講演会へ足を運んだり、大きな会議があれば参加させて貰ったりと、自己啓発、新しい考え方や、コミュニケーション術、会社の未来、人間の動かし方…様々な事を教わり、学び通した期間だった。
そんな私はそんな経験を踏まえてこの本を私の主観でお話しします。
まず最初にあの有名な隠し絵『妻と義母』の紹介から始まる。
※同じようにやってみよう。
この絵が何に見えますか?

そう、『若い女性』に見えますね。

もう一度じっくりみてください。
今度はおばあさんに見えてきませんか?

そう、『物の見方』によって
私たちの意識は大きく変わるのです!
巻頭図解 2~ページから引用
※前述で述べた通り、この絵自体とても有名な隠し絵でこの絵の紹介は誰でも知っている事でしょう。
物の見方によって、見え方が変わる!
心に響きやすくかっこいいセリフですね。
ただ、このセリフが指している事は、ごくごく当たり前の事で、実は普段から無意識のうちに使っている手段の一つです。
なぜ、普段から使っているかと断言出来るのか、それは人の成長において不可欠な要素の一つだからです。
物の見方を変えないと、絶対に人は成長しません。
例えば、仕事の上達は何度も繰り返し、覚えていきますが、その過程で多少やり方に変化があると思います。
その変化こそ無意識の中での物の見方を変えた結果なのです。
そして、はっきりいうと、大多数の人間に支持される為に使われた無難なセリフです。
言葉にするだけで印象付けやすいセリフの一つですが、この言葉を冒頭に述べるだけで引き込まれてしまう読者が多いのではないでしょうか。
既にこの本へ「素晴らしい!」などという感情を持ってしまった方は今すぐここで捨てましょう。
なぜこの「素晴らしい!」という感情を捨てなければいけないかというと、それを持ったまま読むという事は、この後この本が何を書こうとも、あなたは必ず「やっぱり素晴らしい!」と心酔してしまうからです。
それはあなたの為になりません。
常にフラットな状態を保ち、なぜこの言葉がこの場面で書かれているのか、真意を探りつつ、読みましょう。
注釈として、この物を見方を変えるという事は支持されるべきですし、私も支持します。
自分の内にある「物の見方」を変えると、あなたをとりまく世界の見え方が大きく変わります。
この劇的な変化をパラダイスシフトといいます。
あなたを固定観念から解き放ち、発想を転換させ、人生にパラダイムシフトを起こして成功へと導く"世界共通の習慣"
それが『7つの習慣』です。
6ページから引用
※パラダイスシフトの意味を伝える一文です。
講演会もそうですが、本になると特に出てくる、「その媒体や組織でしか使われない造語」、今回で言えば、この本に興味を持って調べたり、読んだりしない限り、知る事のない言葉をここで用いてきましたね。
1つ新しい知識を得ると自分が成長したかのように感じます。
造語を使うことによって、本への興味を惹き、まるで「私は理解した!成長してる!」かのように錯覚してしまいがちですが、あなたはまだ理解していませんし、成長していません。
考え方において、コピー&ペーストは誰にだってできるのです。
コピー&ペーストが成長を指すなら成長してると言えるでしょう。
ですが、私はそれが成長だとは思いません。
どの場面でも言える事ですが、この本に心酔せず、フラットな状態で全て読み終わった後、どこを吸収し、今までの自分の価値観や、感性、考えと折り合いをつけ、『自分の考え』を更に洗練していくかが、最も大事な事です。
はじめに 全世界3000万部の「人生の教科書」を超図解!
スティーブン・R・コヴィー博士といえば、そう「7つの習慣」です。
今や大学の講義や就職活動にも「7つの習慣」が取り上げられている時代です。
~中略~
一言で言うならば、「7つの習慣」とは「原則中心の生き方をするための習慣」に他なりません。
のちに詳しく述べますが、「原則」とは「公正」や「誠実」など、時代が変わっても変わることのない価値です。
以下略
10ページから引用
※ここで私が述べたいのは、余計な情報は必要ないということです。
2行目の「今や大学の~時代です。」
この文章がここで用いられた真意とは、「この本は素晴らしい本なのです、なぜなら全世界3000万部売れて、日常的に取り上げられているからだ!」だから、この本を信じるんだ!というあなたに対する宣伝。
つまり、この本を賞賛し、のちに書き記す文章へ説得力を持たせる為というのが真意です。
確かに3000万部売れ、日常的に使われている事は素晴らしい事です。
でもあなたはまだ最初の10ページを読んだだけなのに、信じるべきなのでしょうか。
3000万部売れて日常的に用いられていたとしても、「あなた」の考えや価値観、感性に変革をもたらせてくれるとは限りません。
10ページはこういった説得力を与える為のページとして役割を担っています。
沢山の人に評価されているからといって、あなたにも合うとは限りません。
沢山の人に評価されることは大事な要素の一つですが、今回の主役はあなたです。
あなたの為になるのであれば、評価されていない本でもいいと思いませんか?
ここで一度最初に述べた、『本の紹介と私の見解』を振り返ってみましょう。
余計な情報は必要ないと前述で述べているにも関わらず、私は私の経験した事を書いています。
それを踏まえてここまで読んだと思いますが、それを読まずにここまで読んだ人と、そうでない人への伝わり方を見比べてみると、深みが違っているはずです。
そうです。
この10ページでやっている事と同じです。
何も説得力がない人間と、少しの経験を書くだけで説得力が全然違います。
これは言葉を使う人間においてとても重要な事で、つまり、
人間はその背景に心酔する
と言えるでしょう。
例えば、よく知らない男が金持ちだと知った瞬間、あなたはその男の見方が変わります。
そういう事です。
また、どこぞの誰とも知らない私を信じていいのでしょうか?
私の経験を読み、ここまで読んだ人の中には私を信じた人もいたでしょう。
もしそれが嘘だったら?
私が記した経験は何も証拠がありません。
言葉とはとても怖いものです、武器にもなります。
実際に週刊誌がでっちあげた文章を信じる人は多いです。
ただ、それだけの力があれば、考えて言葉を使うことにより、新しい視野や世界が開けるかもしれません。
では、何が正しくて何を信じればいいのか━。
この本をまとめ終わった時に書き記したいと思います。
私がここまでで言いたい事は、主観を捨て、フラットな気持ちを持ち、対象の真意を探るという事です。
そして、最初に準備すべきなのは、読む事ではなく、読む前の心構えです。
不定期に最後まで私の見解を書きたいと思います。
釈明として私の経験した事は真実を記しています。
ここで嘘をつく利点がありませんから。
次回に続く!