私の経歴は大ざっぱにこちらの冒頭に書いてあります。


私は昔、日本で一番力を持ってる水商売の組織で働いていました。

入社当時(まだただのバイトです)は水商売に対して偏見を持っており、心の中ではっきりと差別していたのを今でも思い出します。

キャストの皆さんや働いているボーイさんたちと接する内に彼らがごくごく普通の綺麗でもなく汚くもない普通の人間だという事を知りました。

もちろん一般企業に比べれば、変わった人の比率は多いかもしれません。

ですが、彼女彼らは正当な理由を持って仕事に邁進している者たちがほとんどでした。

美容師になりたい、でもお金が足りない、高額自給のアルバイトをしてでも夢を追いかけたい。

若くして子供を産んだシングルマザーなので、子供を育てる為に働かないといけないから。

私は偏見を持って彼女彼らを見ていたことをとても恥ずかしくなり、全ての事柄は体験してから判断するよう心掛けるようになりました。

キャストとボーイさんたちに感謝しています。

汗水流しながら働く日々

がむしゃらになってやりました。

うちわを何千本配って来いやら、チラシを何万枚ポスティングしてこいやら、そこはまさにいわゆる体育会系でしたが、なんとか結果を残してやろうと、真面目にこなす日々でした。

そんな日々を過ごす中、私の所属する店舗を統括する統括地区長さんが私を目にかけてくださり、社員になって、お付きのような形で働かないかとお声をかけて頂きました。

統括地区長さんは「こんな一生懸命やってる人達おんのに、水商売やて後ろ指刺されるとか納得いかへんねん、一緒に業界のイメージ変えていかへんか」

今でも一言一句覚えています。

そのまま社員として採用して頂き、ひたすら研修の毎日でした。

13時に本社、帰りは早朝6時に退社が多かったです。

その間店舗を異動になったり、研修もそうでしたが、所属している店舗の事もしなければなら
ず、営業終了後週4~5である会議にも出席、とにかく働き詰めでした。

おかげさまで、異動先の店舗が様々な賞を頂きました。

前月からの売り上げ%伸び率を最もあげた店舗として表彰されたのが一番うれしかったですね。

この店舗には約2か月しかいませんでしたが、自分の学ばせてもらった事を結果として、提供できたと思います。

ある日地区での会議で私を1か月半後店長にするという発表がありました。

発表されたお店は完全新規店

全て好きなようにやってくれと、お店の話を頂きました。

1人元々の先輩上司が私のその店舗の副店長をすることになりました。

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