岡山の火作(みまさか)三湯の一つに数えられる湯原温泉は、今では珍しくなっている無料の公衆露天風呂「砂湯」が売りの温泉地だそうだ。
砂湯は温泉宿「八景」の真向いにある。
温泉は800年の歴史を持ち、戦国時代の文書にも記述があるという。
24時間無料で開放されている温泉は全国でも珍しく地元の人たちが慣れた様子でタオルを片手に次々と訪れるようだ。
利用者は中高年の男性が中心でタオル一枚という人も多いそうだ。
温度の違う湯船が全部で3つあり、それぞれ足元から源泉が沸き出ている。
女将が八景の仕事をするようになったのは24歳の頃。
30歳から女将として切り盛りしているそうだ。
「料理を見たら八景と分かるようなものを出したい」と地元でとれる山菜や野菜を中心にした献立にこだわる。
連泊の客には、2泊目からは食べたいものを自由にリクエストしてもらい、料理長が要望をかなえながら会席に仕上げる。
お寿司でもギョウザでもピザでも、何でもござれだという。
湯原温泉の辺りには国の特別天然記念物であるオオサンショウウオが生息しているそうだ。
地元では「はんざき」と呼ばれ、温泉街にはモニュメントやはんざきを型どった足場があるようだ。