宮﨑土産として人気のゴボウチップス「ゴボチ」が、国内にとどまらず海外へも販路を広げようと取り組みを加速している。
空の玄関口・宮﨑空港ビルの売店では、2011年秋の発売以来、売上はトップクラスで、販路は首都圏のスーパーにも広がったようだ。
「ゴボチ」はゴボウを薄く切って味付けし、そのまま油で揚げたスナック菓子。
弁当の製造販売を手掛けていた食品加工のデイリーアームが、人気総菜の一つだったゴボウチップスを商品化。
県内産のゴボウを使うなど産地と無添加へのこだわりに勝負をかけたようだ。
素材を生かすため、醤油なども厳選。
賞味期限に影響する水分保有量の試験、油の含有量や味付けの濃度による食味の違い、カットの方法や厚みなども研究し、賞味期限を半年まで延ばした。
2011年11月に販売こぎ着けたが、無名企業の実績もない新商品が一躍評判を獲得したのは、宮﨑空港の土産物売り場に採用されてから。
販路は九州各地の空港の土産売り場や機内販売などにも採用され、首都圏のスーパーにも広がったようだ。
輸出に向けて賞味期限を1年以上に延ばすため、宮﨑県食品開発センターや県内大学と研究を進めているほか、県内企業でつくる「宮﨑の食の輸出を進める会」にも参加してるようだ。