チョコなのに、そこまでやるかー。

 

チョコレートでつくられた縦横22ミリのボルトとナツトには溝が刻まれ、本物同様にカチッと締まるそうだ。

 

オーエーセンター(北九州)の「ネジチョコ」は2016年の発売以来、「鉄の街」北九州を象徴するテッパンの土産物となった。

 

「ネジチョコボラトリー」では、ボルトとナツトの2本の製造ラインが並ぶ。

 

1枚のシリコン製の型には27個の小さなくぼみがある。

 

溶かしたチョコをノズルから充填し、自動で型抜きする。

 

本物のネジ工場の装置を参考にした整列機を使って一対のボルトとナットを個別包装する。

 

自動化の最大の課題は型抜きだった。

 

電球のソケットの溝のように丸みを持たせながら、カチッと締まる限界点を突き詰めた。

 

この型の形状で特許を取ったようだ。

 

次に開発したのがネジチョコでサンプルを組み立てる「メカサブレ」。

 

厚紙で作る紙飛行機のように、7枚のサブレを4個のネジで組み立てる「メカサブレ飛行機」を2023年に投入。

 

今秋には自動車メーカーとの共作で「メカサブレくるまセット」の販売を始めるようだ。

 

展開する遊び心はテクノロジーの進歩を待てないほどだ。