木造ターミナルを中標津(なかしべつ)空港から車で約30分。

 

人よりも牛の数が多い中標津町の湯宿では牛乳が飲み放題、翌朝は牧場でバターづくり。

 

北海道・中標津は酪農の町。

 

この地に湧く養老牛温泉は街中から外れた場所にある。

 

アイナ語で「川の中に大石が突き刺さっている」という意味の「ヨローウシ」に当て字をして「養老牛」となったそうで、アイヌの人たちは400年以上も前からこの湯に浸かってきたようだ。

 

湯宿だいいちの前身「大ー旅館」は昭和4年の開業。

 

ひなびた秘湯のイメージだが、スタッフは多く、建物は新しく快適。

 

ロビーには幹回り約1.5メートルのイチイの柱が立ち、窓の外に野鳥やリスが遊びに来るそうだ。

 

浴室の湯船はもちろん、壁や床、天井までヒバづくり。

 

女湯だけでも温度の異なる寝湯が3カ所、サウナが3つ、さらぬる湯には打たせ湯まであるそうだ。

 

湯宿だいいちの川沿いの混浴露天風呂は、深めの浴槽に温泉がかけ流しで注がれている。

 

街の温泉は5カ所で、それぞれ泉質が異なるようだ。

 

ホテルマルエー温泉本館はPH9を超えるアルカリ性単純温泉。

 

見た目は普通だが、つるつるぬるぬるとした肌触りがスゴイようだ。

 

街湯の温泉巡りも楽しいようだ。