愛媛県内子町の里山、石畳地区には懐かしさを覚える「日本の原風景」が今も日常とともに大切に保存されているそうだ。
「河内の屋根付き橋」(田丸橋)という木造の橋で、町の指定有形民族文化財になっている。
平成21年、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」のテレビドラマ化に察し、当時の雰囲気を伝える場所として、ロケ地となったことで知られる。
橋は幅約2メートル、全長約15メートル。
ここからさらに上流へ向けて車で15分ほど行くと石畳地区に入る。
「清流園」はかって麓川に30基以上あったという水車を、地域の人たちが昭和62年に復元し、遊歩道や休憩所などを整備して公園にした場所。
ここにも「清水川橋」という小さな屋根付き橋が川をまたいでいた。
そこからは曲がりくねった細い山道で、視界が開けると池にかかる木造の大鼓橋が見えた。
「弓削神社」の屋根付き橋で、こちらも町指定有形民俗文化財。
農作業の休憩や農具の置き場所などとして、屋根付き橋はこの地域の里山の暮らしを支えてきた。
屋根は本来は木造の橋が傷むのを防ぐ役割を果たしていたという。
地域の人にとっては大切な宝のような存在だったようだ。