北海道と北東北にある17の縄文遺跡群が7月世界文化遺産に登録されたそうだ。
このうち2つは北海道函館市の北東部にある。
市は登録に合わせて、縄文文化交流センターに隣接する垣ノ島遺跡を一般公開した。
縄文文化交流センターには、北海道唯一の国宝である中空土偶を含めた出土品や資料を所蔵・展示しているほか、道の駅「縄文ロマン南かやべ」を併設している。
垣の島遺跡には縄文人が6千年間定住していたようだ。
遺跡として保護されているのは約9万2700平方メートル。
クリなどを残して針葉樹を伐採し、草地の中の順路を歩きながら円状の住居跡などを見学できるようにしてあるようだ。
あえて建物を再現していないのは、地形を体感してもらう狙いがあるため。
その代表格が、コの字形をした長さ190メートル以上と国内最大級の盛り土遺構。
祭祀の場と推測され、当時の精神文化を象徴する。
体験棟・広場も併設し土器・石器の発掘なども模擬体験できるようだ。
垣の島と対照的に、北方の大船遺跡は竪穴建物が再現されており、函館市は両遺跡で役割を分担し、セットで巡ってもらうことを想定しているようだ。
縄文は五稜郭など幕末・近代の歴史に加えて函館観光の奥行を深めているようだ。