秋の味覚といえば、キノコはその代表格。

 

シメジ、ヒラタケ、シイタケなどのかぐわしい香りに、ぷりぷりとした歯応え。

 

キノコは低カロリーで、食物繊維やビタミンB群、ビタミンDなどの栄養素が豊富なヘルシー食材でもある。

 

とりわけ、生活習慣病などを防ぐ機能性成分である。

 

「エリタデニン」はシイタケに豊富に含まれ、血中コレステロール値や血圧の低下作用などの効果が期待されている。

 

ところで、日本人とキノコの歴史は古いようだ。

 

東北地方や北海道の縄文時代の遺跡から、キノコのような形をした土製品が出土しているという。

 

「日本書記」にも、キノコを土地の名物しして献上したとするくだりがあり、悠久の昔から、キノコが日本人に親しまれてきたことがよく分かる。

 

俳句では秋の季語。

 

小林一茶も

「初茸を握りつぶして 笑う子よ」

と、ユーモラスに詠んだそうだ。

 

現代でも関心は薄れていない。

 

キノコについて特集した図鑑や写真集の出版も盛んで、その知識の習得度を試す「きのこ検定」も登場しているほど。