南鳥島沖の海底で、レアメタルを含む岩石が大量に
見つかったそうだ。
近くの海域では4年前、ハイテク製品に欠かせない
レアアースを含む泥も発見され、採掘へ産学が動き
出したようだ。
南鳥島沖で見つかったのは「マンガンノジュール」と
呼ばる球状の岩石。
ただ、現在のところ安価に回収する精錬技術が未確立の
ため採掘が難しいとみられている。
一方で、採掘へ期待が膨らむのがレアアース泥。
高性能磁石に不可欠なジスプロシウムなどを多く含んで
いるそうだ。
このレアアース泥は、パイプに圧縮空気を送る方式で泥を
引き上げられる技術で、レアアースを回収するメドが立って
いるようだ。
携帯電話などから金属を回収する「都市鉱山」にも力を入れて
いる。
海底資源開発とリサイクル技術は、並行して進められるはず。
官民が連携して20~30年先をにらんだ開発戦略を描く必要性が
あるようだ。