岩手県大槌町の大槌湾内に浮かぶ蓬莱(ほうらい)島。
面積はわずか740平方メートル。
テレビ人形劇「ひよっこり ひょうたん島」のモデルとされている。
島内の神社には弁財天が祭られ、地元の人たちから「弁天さま」と
親しまれ、漁師の守り神とされてきた。
平成23年3月11日、東日本大震災の大津波で蓬莱島も灯台や
神社の鳥居は根元から倒壊したが、社殿は浸水したものの
流されずに残ったそうだ。
震災から2カ月後、社殿内で、衣装はボロボロ、顔が傷だらけの
弁財天像が見つかったという。
この弁財天像を “復興の象徴”とし「ひょうたん島復興プロジェクト」が
設立され、全国から支援金を募り。弁財天像や参道、鳥居の修復を
行われ、今年の4月、弁財天像は、島の社殿に戻されたという。
震災から5年半。
町は今だに非常事態で、真の復興はこれからのようだ。