鮒ずしは、奈良時代からある滋賀特産の発酵食品。


滋賀県長浜市余呉町にあるすし店は、鮒ずしのほか、

山々にいるクマ、シカ、イノシシ、カモなどのジビエ料理も

評判の店。


鮒ずしは、塩漬けにした鮒を干し、つけ込みは初夏から。


卵を残して内臓を抜いた7.8尾の鮒を米の上にのせ、また米を

敷き詰め、5、6層にして上から両手で強く押えて空気を抜き、

樽に漬け込む。


その樽を暗室で貯蔵し、やがて乳酸菌が発生し熟成が始まる。


完成までに4、5カ月かかるそうだ。


この店の主人は、昨秋、優れた料理人に贈られる農水省の

「料理マスターズ」を受賞したという。


地域の文化や漁業の活性化に貢献したことを評価されたようだ。


以前、知人から滋賀の鮒ずしをもらったことがある。


その鮒ずし、口に入れると旨みの前に強烈な発酵臭を強く

感じてしまい、とても・・・・・・・・。