須古ずしは、佐賀県南部に位置し、有明海に面した広い干拓地と干潟

を擁する白石町の須古地区で受け継がれてきた郷土料理。


須古ずしは、もろぶたと呼ぶ押しずし用の浅い木箱へ敷き詰めた

酢飯を小分けに区切り、それらの上に色鮮やかな具を盛りつける。


具材の代表はムツゴロウ。


甘露煮や蒲焼きにした身をほぐして載せる。


他にはシイタケ、ゴボウ、ニンジン、錦糸卵、奈良漬、かまぼこ、

紅生姜などが一般的でエビやコノシロも好まれるそうだ。


この地区のどの家庭にもほとんどはあるというもろぶたに薄くのばした

すし飯は、もち米を少し入れて炊くのが特徴。


正方形に区分けするのは、田んぼと畦道を表しているという。


室町時代に始まったとされ、500年の長い歴史を誇る。


地元では祭りや祝い事、もてなしの膳に欠かせない料理として

今に伝わる。