台風30号 | マダム茉莉花のブログ

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3.11から2年8ヶ月が過ぎた。

まだまだ余震が起こり、昨日も朝かなり長く揺れた。

 

だが、自然の脅威は待ったなしで荒れ狂い、台風30号が

フィリピンで猛威をふるっている。

 

土曜日に同僚の一人が、「嫁さん(フィリピン人)の弟が一人

連絡がつかないんですよね。」と心配していた。

 

マスコミは当初「日本人の安否確認を急いでいるが、日本人に

被害はない模様。」などと報道していた。死者1万人以上と

推定されているほどの台風と津波である。そんな筈はないと

思った。

 

いつも世界のどこかで何か事件や災害が起きるたびにマスコミは

「日本人に被害は・・・」と報道する。だが、私の親戚にもいる

が、外国籍の人と結婚して苗字が変わっていたり、両親のどちら

かが外国籍の子供もいる。当然外国人の親戚もあれば、外国に親

しい友人・知人のいる人も多いはずである。

 

私のブログのテーマとは関係がなく、また書いている時間もない

のではしょるが、自分が日本国籍であることを当然だと思い、何

の疑問も持ったことのない人は一度考えてみて欲しい。1984年

に法律が改正されるまで、生まれた時から日本人であるために

は、父親が日本人である必要があったということを。つまり、

もし私に兄弟がいたとして、私も兄(弟)も国際結婚をした場

合、兄(弟)の子供は無条件に日本人として生まれ、私の子供は

夫の国籍となり日本国籍を取るためには帰化を申請(政府に日本

人にしてくださいとお願い)する必要があるというのは、おかし

くはないのか。さらに夫の国の法律が生地主義を取っていて、

私が日本で出産したら、子供は無国籍になるのである。

 

無国籍児の問題はさらに時間がかかるので割愛するが、私は中学

生のときにフランス文学者平野威馬雄氏(料理研究家平野レミ氏

の父上)の著書「レミのうた」を読んで以来ずっとひっかかってきた。

 

話がそれたが、今日になっても同僚の義理の弟の安否は不明の

ままである。フィリピンでもこれから大規模な復旧作業が行な

われるが、1日も早く行方不明者の所在が判明することを切に

祈る今日この頃である。