QP試打インプレッション ~Roddio ユーティリティ編~
近頃、頓に思う事がございましてですね・・・
ちょっと前に
ゴルフトゥディ ←クリック!クリック!
さんに初めて出させていただいた時の事。
マスターズ出場予定選手、全てのクラブセッティングを解説させていただいておりましたらば、ほとんどの選手が5Wを使っておりませんで、17度~19度のロフト角のユーティリティを5W代わりにして使用していたんです。
コレはどういった事か?っと、QPなりに考えてみました。
一つはショートウッドよりユーティリティのほうがヒッかからない事。
ショートウッドに比べ重心の浅いユーティリティはロングアイアンテイストでヒッカケづらいのですが、ショートウッドだと、上がりやすくつかまりやすい傾向なので、ボールが曲がり出すと大きい曲りになり、ミスを読みづらくなってしまいます。
もう一つはショートウッドよりもスピンコントロールが簡単な事。
重心が深いショートウッドだと、ミスヒットした時にバックスピン量を増やして曲り幅を少なくしようとしますが、ユーティリティでは直線的に飛ぶので、ミスしても直進性が高く、飛距離にムラが少なくなります。
今後、もうちょっと考察を続けてみようかと思います。続きはまた追々・・・
さて、そんな重宝されるユーティリティに注目していったら↓
こんな素敵クラブに出会ったのでご紹介。
コレはパーツメーカーさんではロッデオさんから発売中の
Roddio ユーティリティ ←クリック!クリック!
でございますれば!
そのスタイリッシュな容貌とアイまった、素敵な弾道に一目惚れしたので、今日の記事とさせていただきます。
Roddio(ロッデオ)さんでは↓
ユーティリティだけでなく、ドライバーやアイアンも作っております。
ドレも一貫してつかまりやすい仕様になっておりますが、今回のユーティリティはどうでしょうか?
このユーティリティは↓
ソールセンター部分にあるビスを交換してヘッドの重さを調整出来ます。(画像が4g。0gと16gが別売りで工房店でのみ調整可能)
このソール面は全面、タングステンで出来ておりまして、かなりの重心の低さを実現しております。
クラウン部分は↓
ナンと!チタンを使っているとの事!
理由は2つありまして、フェース面の反発をよくする事と、チタンを使う事で軽量化する事が出来ます。
タングステンで下がった重心位置をさらに低くするって事なんですね。
こういったユーティリティにチタンを採用する事が最近増えてきましたね。
以前はマレージング鋼を採用しているモデルはありましたが、やはりユーティリティのニーズの多さから、高級な素材を惜しみなく使うというのも最近の傾向であると思います。
このユーティリティはアドレスした顔も秀逸なイケメンモデル!
クラウン部の模様がアイアンのトップブレードを連想させて、アイアンからの顔の流れを良くしてるんでアドレスしやすいってワケですね!
フェース面は↓
ネック部がコレまたアイアンのようにフェース面から立ち上がっており、つかまりの良さを演出してくれそう。
ロフトバリエーションは21度、24度、27度、30度とあるのですが、どうやら21度と24度のユーティリティはスピン量を多くして大きいキャリーが出るように作られているため、現在の溝規制には適合しない溝が採用されているのだとか。
スピン量もボールを高く打ち上げる揚力の一つですから、あくまでボールを上げる事に特化したクラブと言えそうです(21度と24度をリアルロフトで25度以上のロフトに調整してしまうと適合クラブではなくなります)
さて打ってみますと・・・↓
今回は21度のモデルを打ちました。
う~ん、やはり気持ち良くつかまってくれるんですね~・・・
普通に意識せず打つと軽いドローをしてくれる、やさしいつかまり感があります。
やはり普通のユーティリティに比べ、ボール初速がハンパじゃなく飛ばせそうな印象!
楽に飛距離が稼げるユーティリティですね。
コレだけ楽に地面から打ってもボールが上がるならフェアウェイウッドやロングアイアンを無理やり入れる必要が無く感じますね。
もう一つ驚きなのがミスの寛容性!
ちょっとやそっとのヒールヒットはトップ気味のボールでも、楽勝でラインに浮いてくれます。
この寛容性は他のクラブでもあまり感じた事が無かったなぁ・・・っと。
やはりチタンボディ&タングステンソールの慣性モーメントテクノロジーの勝利でしょうか?ホントいいわコレ。
ユーティリティが欲しい!ユーティリティをリシャフトしたい!って思われるお方は↓
そのユーティリティには『どの太さのシャフトが入るか?』ってのを必ずチェックして下さい。
シャフトのチップ径(先端部の太さ)には8.5mmと8.9mmと9.1mmと9.3mmの大まかに4つのタイプがあります。
細いシャフトを太い径を持つユーティリティに入れる場合は何とかなりますが、細い径のユーティリティに太いシャフトは入らないケースが多くあります。
最近のアメリカンなクラブは9.3mmのアイアン径と呼ばれるアイアンシャフトが入る径をチョイスしているモデルが多いですね。
今回のロッデオも9.3mm。
アイアン用のカーボンシャフトと合わせると相性が良いでしょう。
徐々に認知度の上がってるロッデオさん!
皆さんも見かけたらぜひ打ってみて下さいね!!