最中を食べる! 目白「志むら」の「御留山」 | きょうは休肝日?

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すでに休肝日は諦めているのだが、いまさらブログタイトルを変えられない

「最中を食べる」シリーズが中断して随分になる。

別に特別な意図があったわけではなく、ただ書くのに飽きてきただけだ。

 

ぼちぼち復活しよう!

しばらくは、東京の「最中の」というよりむしろ「和菓子の」名店と呼ぶにふさわしいお店の最中を取り上げる。

 

まずは目白の「志むら」だ。

山手線の目白駅を降りて駅前の目白通りを学習院とは反対方向、つまり下落合、東長崎方向へ進んで100メートルくらい。昭和14年(1939年)創業の和菓子屋さんだ。

ここの「九十九餅」は銘品として知られる。

全卵を使っているという求肥の中に、甘く煮含めた虎豆が入っている。いまどきとしてはかなり甘みの強い餅と豆だが、風味のある無糖のきな粉とのバランスはさすがだ。

 

「一時期、かき氷に凝ってあちこち食べ歩いた私だが、あまりの『猫も杓子も』状態に今はその気が無くなった」と一昨年位に書いた。実際、あれ以来かき氷から遠ざかっているのだが、思い起こせば、私にとってのあの「かき氷マイブーム」のスタートはこの店の「生いちごかき氷」であった。

いまではここの「生いちごかき氷」はかき氷の古典として定着しているといってよいだろう。

 

 

さて本題の「最中」。ここの最中の名は「御留山」という。

 

目白「志むら」の「御留山」

江戸時代、いまのこの店のある辺りより少し南側の下落合に徳川家の猟場「御留山(立ち入り禁止の山)」があった。いまは新宿区立の「おとめ山公園」となっており、敷地内の斜面には湧き水もあり、東京の名湧水にも選ばれているという。

 

この名を由来とする最中「御留山」は、種(皮)が?とても香ばしく切れがよい。

だから甘さ控えめの粒餡とのバランスがよく、気持ちよく楽しめる

小ぶりな分、印象は薄くなるが、食べやすい最中だ。

 

「最中を食べる」一覧は

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