ユッスー・ンドゥール ほか | きょうは休肝日?

きょうは休肝日?

すでに休肝日は諦めているのだが、いまさらブログタイトルを変えられない

偶然というのはあるものだ。

今朝、電車の中で10年ぶりくらいにセネガルのミュージシャン、ユッスー・ンドゥールの1989年のアルバム「The Lion(ザ・ライオン)」を聴いた。

そして会社に着き、ニュースをチェックしていたら、なんと「ユッスー・ンドゥール氏セネガル大統領選への出馬意向を表明」とある。再選を目指す現職のワッド大統領は11年間も政権にあるという。ンドゥール氏の知名度は抜群なのだろうが、どうなのだろう。

まあ、セネガル情勢に通じているわけでもないので、少し気になる程度という話ではあるが。

さて、その「ザ・ライオン」だが、伝統的な音楽とポピュラー・ミュージックを融合させた斬新さとか、政治的なメッセージが込められているとかということも重要なことだが、何より彼の音楽の強靭さしなやかさに圧倒される。古くならない音楽だ。


The Lion

同じく久しく聴かないアフリカのサニ・アデ、パパ・ウェンバ、トーマス・マプーモも改めて聴いてみよう。

そういえばマプーモも参加している1984年の「VIVA ZIMBABWE!(ビバ・ジンバブエ)」というアルバムはローデシア紛争の末、ジンバブエの独立を果たしたという高揚した気分の横溢した、躍動感あふれる名盤で、私の最も好きなアルバムの一つだが、その後の「世界最悪の独裁国家」へと続く展開を考えると、複雑な気持ちを抱かずには聴けないアルバムでもある。
Viva Zinbabwe