朝散歩で 出くわした事件・・・ | クーちゃんの足跡

クーちゃんの足跡

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「ギャ~~~~~~~~~~~~~~!」

 

 

反射的に 声のする方を見た。

 

その瞬間 女性の姿が 私の視界から消えた。

 

 

    ・・・ 絶対 こけたな・・・あせる

 

車道を超えて 向こう側の歩道を

さらに超え 少し上のところにある海岸通り、

まさしく ひめといつも散歩する石段の上の

道の 芝生のある そう 通称ひめの蹴りけり場、

声の発信源は そのあたりだった。

 

 

 

私は 一瞬 助けに行くべきか ためらった。

 

 

 

 

今日は 水曜日で 仕事のお休みの日で

朝もゆっくりしてた私は

ひめの 朝のお散歩へ出かけたころは

いつもより 少し遅い6時半ごろだった。

 

ひめも 足の調子もいいのか

それに 私には 今日は時間があると

わかってか

ずっとこれまで 夕散歩で歩いていた

海岸コースのほうへ 歩き出したので

私も ひめについて 歩き出した。

 

 

 

事件の始まりは ちょうど

歩道の上にある海岸道路

石段のところを歩いてた時のことだった。

 

 

 

 

いつものところで 写真をとり ひめも快調に

私のすぐ横を 歩いてた。

 

 

いつもの蹴り蹴り場が近づいてきたころ

前方から ゴールデンを2頭連れて

こちらへ歩いてくる 若い女性が 目に入った。

 

 

1頭は 堤防の上を歩かせ

もう1頭は 下を歩かせ

ちょうど その真ん中で歩いてくる

その若い女性は 細くて

見るからに こんな大型犬2頭も

連れて 大丈夫かと 一瞬そんな不安が

よぎるくらい その飼い主は華奢な女性だった。

 

 

それというのも 2頭のゴールデンは

見るからに 若くて じっとしてられない

年代だと そのいたずらっぽい目から

わかった。

 

 

1頭で ひめの足も全く問題なかったころなら

普通にそのまま 進んだのだが

 

日に日に 足も調子よくなり

自分から こっちへ歩きたいというぐらいに

よくなってきてるのに

若いわちゃわちゃ期の大型犬2頭が

ひめに じゃれてきたら

また 痛めた足の状態が悪くなると

いやだったので

 

とっさの判断から 少し引き返し

下の歩道へおりて

さらに 車道を渡り歩き始めたころの

叫び声だったのだ。

 

 

両手それぞれに1頭ずつリードを持ったまま

急に1頭が 走り出し もう1頭も同じように

走り出し あわてて その女性も走り始めたけど

足がついていかず こけてしまったのに違いなかった。

 

 

 

起き上がる女性の姿を 遠目で 待ち続けてたが

いっこうに 立ち上がる様子もなかった。

 

飼い主の女性の姿は見えなかったが

ゴールデン2頭は

飼い主の異常事態を察してか

そばでお座りしてるのが

こちらからみえた。

 

そこへ ウォーキングをしてた男性と

反対側から自転車で 走ってくる男性が見えた。

 

 

男性たちも 足をとめ その女性のそばに

いるように見えた。

 

 

私は とにかく 家に帰って いったん

ひめを家においてから

その現場へ戻ろうかと思って

歩き出した。

 

 

少し 歩き出したところで 遠くから

救急車が こちらのほうへやってきて

その 女性たちのほうへ行くのを

確認できたので

女性は 病院へ 連れていってもらえるだろうと

一安心した。

 

でもゴールデン2頭は どうなったか・・・

 

 

小浜も小さな町 わんこ連れで 毎日出会うような

人なら だいたい どこに住んでるかわかるが

今日見た女性もわんこたちも

見かけない子たちだった。

 

 

海岸道路近くの駐車場は 無料なので

結構とおくから 車でやってきて

この駐車場に止めて わんこを散歩させる人も

結構いるので

ひょっとしたら この子達もそうなのかもしれない。

 

 

リードから手を放さず ひっぱられ

こけたとしたら

骨をおるか 顔面大けがをしたか・・

想像すると おそろしい・・・

 

 

 

ひめクラスの中型犬でも 

若いころの 不規則な動きで

私も 膝を痛めたこともあった。

 

 

いくら 利口な犬種だとしても

若くて 遊びたいわちゃわちゃ期の

しかも 大型犬だと よほど 力がないと

いったんスイッチはいったわんこを

止めることは 難しい。

 

 

わんこに罪はない。

 

 

ちょっと甘くみてたんじゃないかな・・・

 

飼い主の女性が どうか 

大怪我になってませんように・・・

 

 

2頭のゴールデンも 無事に家へ帰れたかなぁ・・