MRI検査のために 京都の病院へ・・・その② 検査結果は・・・ | クーちゃんの足跡

クーちゃんの足跡

一緒に足跡をたどって行きませんか?

 

 「左足は 完全に断裂してますね。右も少し

 怪しいですね。とにかく 一つ一つ詳しく説明します。

 どうぞ かけてください。」

 

 用意されてた2つの椅子に 旦那と私は 

 それぞれ腰を おろした。

 

「検査前にもいいましたように 痛みのもとを 

 はっきりさせるということで まず 血液検査の

 結果は 全く問題ありません。健康そのものです。

 したがって 免疫系の病気 リュウマチとかは 全く

 ありません。」

 

  少しほっとして胸をなぜ下した。

 

  さらに 整形外科医K先生は

 

 人間でも よく整形外科にあるような

 骨の模型を 取り出して 

 レントゲン画像 数枚を 詳しく

 解説してくれた。

 

 

「5月27日の午後から 足をあげだし 

 翌日 よくなったようにみえて 

 そのさらに翌日29日のドッグランで 

 また 足をあげるようになった・・

 とありますが、この子 もっともっと以前に

 靭帯切ってますね。 それに 肘の関節も片方

 以前に痛めてますね。」

 

  

 「(≧◇≦)エーーー!」

 

  そういえば・・小さいころのいろんなことが

  私の頭の中を駆け巡っていった。

 

 

  ・・・小さいころそういえばよく前足を浮かせてたので

  あの時も病院いったけど 問題ないと言われてたけど・・

  そういえば あの頃は 洗面台から 飛び降りたり

  なんどもヒヤッとしたことがあったなぁ・・・・

 

 さらにK先生は 話をつづけた。

 

「切れてしまった後も 普通に歩いたり走ったり

 してると 骨が 前後へグラグラ

 行ったり来たりしてるうちに

 脛骨が前へでてしまい そのままかたまって

 関節がすれて 炎症をおこし関節液がたまり

   ・・・ちょうど 人間でいう 膝に水がたまる

 ようなかんじですね・・で 痛くなって 

 足を付けれなくなってしまうんです。」

 

 

 多少 違うかもしれないが だいたいこんな感じの

 説明だと私は理解した。

 

 骨の模型と左右の骨の画像とで 実に

 詳しく説明していただいた。

 

 そして さらに K先生は

 

 「小型犬なんかで 靭帯切って キャインと

  鳴いた時 すぐ 手術をすれば 

  完全にもどりますが、この子のよに 

  時間がたって これだけずれた状態で

  しかも 変形し始めてる状態になってしまってるので

  手術して・・・まぁ 手術もいろいろ方法が

  あるのですが 私はTPLO(脛骨高平部水平化

  骨切り術)という骨を切って矯正してプレートで

  固定するやり方を行いますが 

  この器具は京都動物病院のほうにしかないので

  手術となれば そこで 私が行う事になります。」

 

 

  難しい専門用語もはいったりして 難しいけれど

  前十字靭帯断裂の手術は 最先端の方法 TPLOを

  やることになるらしい。

 

 

  手術をしていい面やリスクや 細かく説明をしてくれ

   

  「それで 先生としては 今のひめには 

  手術したほうがいいのか、あるいは 

  内科療法でも いいのか」

 

  「内科療法でも しばらくはいいと思います。

   内科療法で歩けて走ることもできるようになります。

   が また 繰り返すことになり ・・・

   片方を断裂してしまうと 2年以内にもう片方を 

   断裂させてしまう子も多いです。

   ただ 術後 うちの病院では

  3日入院してもらいますが 翌日退院もできないことは

  ありません。ただ 普通に歩くのはいいですが

  喜んで ジャンプしたり 走ったり 暴れたら

  また やり直さなきゃいけなくなります。」

 

 「ひめは 今 安静にといって リードで家の中でも

  ケージにつないでるのですが 人が来たり

  掃除機をかけたら 吠えて 立ち上がってリードを

  ひっぱりまくるので 術後が難しいですね」

 

 「ちなみに その手術は60万くらいかかります。」

 

  「・・・・・・・」

   

  ひめの年齢もふまえて

  総合的に判断した結果 もうしばらくは

  内科療法で 様子を見る事に決めた。

   

  今 両足つけて 歩けるようになってきてるので

  少しずつ それをつづけ 夏 海で泳がせて

  痛めてるほうの落ちてる筋肉をつけるのを 目標に 

  頑張ってみようかと ・・

 

 

  ようく観察してひめの足をみてると

  少し 時々左足は うけせてみたり

  お座りしても 左足を 横に少し出したり

  かばう仕草もみえるので 

  右足も負担はかかってきてるのかも

  しれないが

  人間のお年寄りでも 手術せず 上手に付き合って

    一生おえる人も 多いんだからと

  あまり無茶な走りはさせずに ぼちぼち 

  やってこうかと 思ってはいるが・・・

 

  内臓も健康で食欲旺盛で元気なひめだけに

  どこまで そのボチボチが やっていけるか・・・

 

 

  そんな ことを思いながら とりあえず今の

  段階での手術はやめるときめた。

 

  病院をでたら 方向性がはっきりしたことに

  少しほっとして せっかくだから

  少し 御所内を散策し

  

 

 

 

 

駐車場で 持ってきたフードを食べさせ

ひめも 一息ついたのか

帰りの車の中では

いつもは 帰りでさえも じっとしてないひめが

私の腕の中で 安心したように眠っていた。

 

  ひめ お疲れ様・・・