Janice Wong Special Course | Keiの空気のように

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どんな時でも笑顔でいれば、なんとかなる♪

数週間前になりますが、Janice Wong来日時にご本人が冬メニューをプレゼンテーションしてくださるという特別なコースを頂く機会がありました。

 

Janice WongといえばアジアNo.1パティシエにも選ばれた有名人なのですが、

お会いしてみてビックリ!身長が私と同じくらいでとっても小柄。

そして笑顔がとっても素敵でなんともCharmingな方でした。

 

まずは彼女のお菓子作りのコンセプトや東京のお店に対する想いなどを。

そして日本では紹介されたことがほとんどないのですが、

彼女の得意としているのがedible artということでその一つを紹介。

 

ガラスの板にグリーンのグミが広がっています。

このグミを頂くことができ、私たちも板から好きなところをはがして頂きました。

 

 

そして冬のメニューをいくつか。

この時はまだ試作段階で実際に出すものとは少し違っているかもという説明がありました。

 

私は座った席がちょうどJaniceが作っている目の前だったので、

質問なんかも色々とさせてもらってとってもラッキーでした。

 

一皿目は日本の"みかん"を使ったデザート

すだちのムース、ゆずのスポンジ、みかんのソース、すだちの泡

手前は凍らせたみかん、泡には菊の花

さっぱりしていて爽やかなデザート

 

しかし、菊の花の味が少し強く、

本人にエディブルフラワーが数多くある中でなんで菊を選んだの?と聞くも

色で決めたという答え・・・

 

ここでJaniceはパティシエというよりもアーティストなんだなぁと実感。

というのもこの後も色々と気になって質問すると大体の答えがそういう感じで

見た目のイメージやインスピレーションというのを大事にしてるんだなというのが良く伝わってきました。

 

 

2皿目は大地をテーマにしたデザート

トリュフのペースト、ブラウンバターのアイス、塩キャラメルのソース、

竹炭が入ったチュイル、牛蒡のクリーム、チョコレートパウダー、揚げたディル

 

揚げたディルがけっこう良いアクセント

牛蒡のクリームが美味しかったが、トリュフのペーストに全部持って行かれちゃうくらいトリュフが強め

シンガポールでは牛蒡は食べないらしく、

"リコリスを食べててなんだか日本の牛蒡に似てるなと思って思いついた"

と言っていました。

うーん、リコリスってあの黒いグミだよね、外国人が好きな。。。

あそこから牛蒡を思いつくってすごいなぁなんて妙に感心。

 

 

最後は暖かいティラミス

ティラミスはJanice自身もとても好きなデザートだそうで、寒い冬にもティラミスをと思って作ったデザートだそう。

 

コーヒークッキー、ブラウンシュガークッキー、マルサラのスポンジ、カルーアのムース、エスプレッソのアイス(岩をイメージ)、マルサラのクリーム、60℃のマスカルポーネチーズソース

 

これがバランスが取れていてとっても美味しかったんだけど、

60℃と説明されたソースがどうもぬるくて、もう少し温かくても良いのではないかなぁと。

 

 

最後にedible artの実際の作業風景を少し披露してくれました。

こんな感じでチョコをヒーターで温めながら、カンバスに手で塗っていくようです。

 

 

出来上がりはこちら

中央部はマシュマロ

 

アップにするとこんな感じです。

 

 

同じ素材のものを皆でつまみました。

フランボワーズや薔薇の花びらを粉末状したものが振り掛けられていて、

なかなか美味しかったです。

 

 

久しぶりにお店に行きましたが、相変わらずサービスの方たちが微妙でした。

Janice本人が"皆さんに水を出さなくていいの?"って言ってるのに、

スタッフがペアリングのドリンクがあるから大丈夫って断ったり。

その他も気になるところがチラホラ。

 

そしてこの日の通訳がひどかった!

Janiceが話す英語はとっても分かりやすくて、説明してることもけっこう簡単なことばかりなのに、端折る、端折る・・・

特に彼女がここを伝えたいんじゃないかなぁってところを訳さなかったり。

そして参加者全員が英語が得意ではないけれど、Janiceの言ってることを大体わかってるようだと把握するとそこから通訳しなくなっちゃうという暴挙・・・

 

 

Janiceご本人が本当に素敵でCharmingな方だっただけに

周りのスタッフのせいで少し残念だったなぁ。

でも、あんなにちっちゃい体でお菓子の世界で頑張ってる女性がいるのを実際に拝見できただけでもとっても貴重な体験でした。