10月に入り、Aちゃんが出産の為に実家に戻ってきた。
9月下旬の連休に行った沖縄旅行のお土産を渡しに会社が終わった後にお邪魔。
11月の始めが予定日だったのでまだ少し余裕はありそうだったが、とりあえず元気そうな顔を見て安心する。
実家に戻ってからは随分精神的にも安定したようだったので旦那さんも喜んでいた。もちろん、あたしを含め友達一同も。
それが、様子が変わりだしたのは10月下旬。
Aちゃん夫婦やオンラインゲームをしている友人達の間でその頃mixiが流行りだした。(流行りだしたというか、イモヅル方式で次々とmixiに引き込んだというのが正しいのだけど。)
Aちゃんはそこで日記に出産までの検診の結果などを報告しはじめた。
まぁ、それを見れば当然友達はコメントを着けるし、オンラインゲーム中にもそんな話しをして、『楽しみだねー』と言ったりしていた。
それが、ふと気付くと旦那さんが毎週決まった時間くらいに「電話」でゲームを中座していることをよく見かけるようになった。
ある日、何人かでチャットで話している途中で旦那さんが中座。かれこれ1時間くらい電話は続いた。相手はもちろん実家に戻っているAちゃん。
それが毎日毎日になり、ある日旦那さんと2人だけの時に再び悪夢が繰り返されることになった。
旦那さんの愚痴がはじまったのである。
別に愚痴を聞くのはいい。
予定日までは検診で医者に「今週くらいにはもう生まれるよ」と言われてそれが外れても、イマイチその病院の医者に対する信頼感が薄かったAちゃんは「またはずれたー」となどと軽口を叩く余裕もあったのだが、実家に戻る前にかかっていた病院で当初言われていた予定日が近づいたころからどんどん鬱状態が酷くなっていったらしい。

その頃にはあたしも友達も薄々Aちゃんの状態には気付いていたので、Aちゃんと話すときは私達の方からは出産のことを話題に出さないようにすることにしていた。もちろん、Aちゃんから話す時は別として。

それがある日。

「毎日電話の向こうで泣いてるんだよね」

と、旦那さんは話し出した。そして、


「今日なんて『もう、子供要らない。お腹の中で死んじゃえばいいのに』っていいだしてさぁ」


と衝撃発言をかましてくれた。
しかし、未婚で出産経験もないあたしにそんなことを言われてもいいアドバイスが出来るはずもない。その上、旦那さんも自分の実家で生活していたのだが、両親に出産よりも仕事を見つけるほうが重要だと言われると文句たらたら。
「俺達は出産の方が大切だって思ってるのに。俺達夫婦の間にある感情とか気持ちなんて両親に判るわけがないのにうるさいんだよ」
と。


え?ちょっと待ってよ!


と言いかけた言葉をあたしは無理やり飲み込んだ。
確かに、出産は重要だよ。初産だしね。
でも、旦那さんのご両親は出産がどうでもいいと言ったわけではなく、生まれてくる赤ん坊や奥さんのためにも、一家の主である旦那さんが早く仕事について生活を安定させないと……という親心で言ったんじゃないのそれ?


それをあなたは『うるさい』で片付けちゃうの?


第一、実の親だから口に出してくれたんで、きっとAちゃんのご両親だって相当不安に思っているだろうけど遠慮して口にしないだけなんだよ!

そう言いたかった。でも言えなかった。

やっぱり若いから……という理由で自分を納得させ、胸の中にあるもやもやしたものを見ないように心に蓋をすることにした。

だが、その翌日、別の友達とチャットで話しているとAちゃんの旦那さんがログインしてきた。

いつものように挨拶を交わして、別の話を続けていた友達とあたしに、旦那さんは、

「2人にお願いがあるんだけど」

と、切り出した。

「なに?」

と、聞くと、


「もう妻にこれ以上出産の話しとかしないで欲しいんだ」


と言われた。

表向きはもちろん、

「うんうん。わかったよー」

と、答えたが、このときあたしはもう駄目だと思った。

もちろん旦那さんとしてはあたしたちを信用していないとかそんなつもりは全くなく、ナーバスになっているAちゃんのためを思ってのお願いだったのだろうが。


でも、正直あたしは傷ついた。


散々、口や相談を聞き(本来なら妻の友人に話すべきではないであろう奥さんへの愚痴も聞いた)、そのため大事な友達である奥さんに嫉妬までされもした。

しかし、それもこれも全てAちゃんを思ってのことだったのだが、それは旦那さんには全く伝わっていなかったらしい。

やはり、あまり馴れ合うのも良くないのだろうと思い、しばらく旦那さんと顔を合わせそうなオンラインゲームもしないし、旦那さんにもなるべく近づかないようにすることにした。

でも、それは上辺の理由。

本当は旦那さんに近寄りたくなかっただけだ。


まぁ、結果、2週間遅れでAちゃんは無事出産。鬱状態も治り、あとは旦那さんの就職を待つのみである。

なので、最近はまたゲームにも復帰した。

すると娘はやっぱり可愛いらしく、しょっちゅう親ばか全開ののろけを聞かされる。


でもやっぱり、あたしはもう、この旦那さんを信用は出来ないだろう。

少なくとも、信用していた人に傷つけられたことはそう簡単に忘れることは出来ない。

傷つけた本人が全く気付いていないとしても。

正直、旦那さんに対する嫌悪感は今でも心の中にある

ごめんねAちゃん。


こんなことを思ってしまうあたしのほうがおかしいのだろうか?


再びAちゃん御夫妻。夏祭り後の旦那とあたしが仲良し疑惑(?)も、それ以後は旦那ちゃんが控えるようになりほとぼりが冷めはじめる頃。

その一件はマタニティブルーだから仕方ないとようやく諦めようと思い始めた8月中旬。

11月始めが予定日なので後3ヵ月になる頃、旦那さんが会社を辞めた。

就職して1年で結婚。結婚1周年の辺りから今の仕事を辞めたいと旦那さんがぼやいているのは良く知っていた。

それでも、とりあえず次の仕事探して決まるまでは頑張った方が良いよ。家庭もあるんだしと、あたしを含めAちゃんの友人たちは揃ってそう言っていた。

確かにAちゃん夫婦は共働きだった。

旦那さんの職場は少し高級な食材を扱うスーパーだったのだが、田舎ではやはり“質”よりやはり“安さ”で大変そうだったし、得てしてそう言ったお店は年中無休だし朝早くから夜遅くまでと拘束時間も長い。だがそれに反比例するような給料だというのは就職するまでもなく判りそうなものだ。

奥さんはというと医療事務の経験を生かして医療系のパソコンのインストラクターをしていた。どちらかというとAちゃんの収入の方が多かったらしい。そして彼女は基本的に土日はお休み。

収入面は置いておくとして、たぶん彼女達夫婦にとっては2人の休日がなかなか重ならないというのも大きかったのだろう。

特に、Aちゃん夫妻は本当に良く言えばいつもいっしょで仲が良い、悪く言うと始終べったり一緒に居たいタイプの夫婦だから。

ある日、Aちゃんと旦那さんとオンラインゲームの中でまったりおしゃべりしていると、旦那さんが、

「明日から毎日が夏休み」

と言い出した。そこで会社を辞めたことが発覚。

「え、次の仕事決まったの?」

と聞いたが答えはNO。

とりあえずしばらくは有休消化期間らしかったが、しばらくは近々ある公務員試験に向けて勉強するのだということだった。

ただその時点でまだAちゃんも勤めていたし、産休がちゃんと取れる会社だということも聞いていたのでまだ安心していた。

しかし、後日、Aちゃんも産休ではなく退社するという話になった。何せ、結構出張だ研修だと忙しい仕事だったので子供が生まれた後のことを考えてのことだったのだろう。

だが、つまり出産を前に夫婦そろって無職になるということだ。

2人とも今の職場に就職してそんなに長くないので退職金があったとしても微々たるものだろうし、失業保険が出るといっても多分3ヵ月程度のことだろう。失業保険の金額だって、ボーナスを含めるとはいえ年収の6~7割程度のはずだ。

市営住宅から旦那さんの実家の転居前の家(リフォーム済み)に引っ越したとはいえ、生活するのに必要なのは家賃だけではない。光熱費やら食費やらだって必要だし、出産費用だって必要だろう。

それを失業保険と貯金でまかなうのは大変なのでは?

しかし、

「とりあえず奥さんは9月中旬からしばらくの間(産前産後)は実家に住む事になるし、俺もしばらくは実家で生活するし」

とは旦那さんの説明である。

まぁ、確かに実家に住むなら生活費もかからないかもしれないけれど……一抹の不安を残しつつも、夫婦で話し合って決めたことに、友達といっても結局他人であるあたしたちが口出しできることではなかった。

もちろん旦那さんも口で言うほど楽天的であったわけではなく、それなりに不安を感じていたのだろう。

だが、旦那さんよりも初産で出産を控えたAちゃんの不安はそれよりも更に大きかったはずである。

それが、また新たな騒ぎに発展することになった。



(先日のお見合い話の続編です)

お見合い当日。

場所はちょっとカジュアルな感じのフレンチレストランでランチというとに決定。

あたしと、お見合い相手の彼のほかに、母親、伯母さん、彼の伯母さんという面子。

うちの伯母が多趣味でいろんなサークルに入っていて、彼の伯母さんとはサークル仲間と言う縁でした。

そんなに気張った服装をしなくてもいいわよと伯母さんが言っていたので、無地のブラウスに柄物のスカートと綺麗めな色のカーディガンという服装で行ったのだけれど、お店について席に案内されてみると、相手は


スーツにネクタイ


でした。

柔道やラグビーをやっていたと言うだけあってがっちりした人だったのですが、顔を見たとき即座に、


ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃ


と、謝りたい衝動に駆られるあたし。

と言うのも、見せてもらった写真とは決定的に違うことがあった。

それは、

写真にはあったヒゲがきれいになくなっていた!

と言うことでした。

写真を見たときにあたしが、


「ヒゲはイヤー!」


と、主張したせいだろうか、やっぱり。(罪悪感)


まぁ、そんなことがありつつもお見合い開始。

変な情報が選考していたが、本人はごくごく普通の人だった。

ものすごく緊張している彼を他所に、母と伯母さんたちで話が盛り上がる盛り上がる。

どこの井戸端会議に入れられるのかと思うくらいおしゃべりなおばさんたち。(母含め)

主役が誰なのかなどお構いなしで美味しくランチをいただきました。

実際、最近のお見合いってどうなんでしょうね?

友達でお見合い結婚の子が一人居るのだけれど、彼女は大学卒業時からずっとお見合いを繰り返し、2年前に結婚しましたが、彼女曰く最近は付き添いとか仲介者なしでいきなり2人で食事とかが多いらしいですよ。

さすがに、伯母さんたちもまずいと思ったのか、食事が終わった後、あたしと彼は2人でどこかに行って来いとお店を追い出された。

でも、どこかってどこだよ!?

と言うことで、無難にそこらへんをドライブした。

ようやくまともに話して見たところ、彼のおばさんが井戸端会議中にも言っていたのだが、ものすごく優しそうで性格の良さそうな人だった。

しばらくドライブした後、母と待ち合わせしていた場所まで送ってもらい一応携帯のメールアドレスを交換して別れ、母の車に乗り込んだ。

母子の第一声が、

「なんて言って断ろうか?」

だった。

最悪ですね。

というか、むしろそう言ってしまうくらい、当人は「良さそうな人」だったのだ。

まぁ、断る理由も今のところないのでもう1度くらいあってから考えようと言う風に落ち着いた。

でも、結局彼に会ったのは1度きりだった。

1週間たっても彼から連絡はなかった。

かといってお断りの連絡もない。

そして、2週間ほどたってからようやくメールがあった。

「休みの日にでも映画に行きませんか?」

と。

妥当なお誘いである。

あたしの方は基本的に土日祝がお休みなので、そちらのお休みとあう日でいいですよと返事を返したのだが、その後ぷつりと音信不通になった。

連絡が来るのも遅ければ返事もないということは乗り気じゃないんだろうなぁ。断る理由が出来てよかったのかも……と言うことで月日は流れた。

伯母さんにそんな報告をして、数日後、伯母さんから聞いた話しによると、どういう手違いなのかあたしの返事が彼の元には届いていなかったらしい。

伯母さんはもう1度くらいメールしてみれば?と言っていたのだが、1ヵ月以上経って今更という思いもあり結局そのままそのお話は流れてしまった。

車の中で彼が、病弱なお母様の事があるのでものすごく今回のお見合いの話がきた時に考えたという話を不意に思い出した。彼にとってはお母様のことが理由で断られたとしたら、お母様が気に病むのでお見合いに抵抗があったといっていた。

とにかく、そんな優しそうな母親思いの人だったので、悪い人ではなかったと今でも思っている。

なぜ、メールが届かなかったのかは未だに謎のまま(メールアドレスを交換した時はあたしのアドレスを教えて向こうから空メールを送り返してもらったので間違うはずがないのだが)、タイミングが悪いのかなんなのか、多分、縁がなかったということなのかもしれないと思っているのはあたしの都合のいい解釈だろうか?


ちなみに、後日彼からはうちの伯母の家にお中元と言う名目でお礼が届いていたらしい。


第一期結婚ラッシュが一段落すれば、第一期出産ラッシュが来るのは当然なわけで、ここ1年くらいで友達で第1子出産したオトモダチも増えました。

うちには15歳年の離れた弟も居るし、実家から徒歩5分圏内に住んでいる弟夫婦のところに3歳と2歳になる姪っ子2人も居るので結構子守りはよくやります。(正確に言うならば“やる”と言うか“やらされる”と言った方が正しい)


今回初産のAちゃん夫妻。

妊婦のAちゃんが昨日から入院してしまった。

予定日をだいぶ過ぎて体重が3000ちょっと以上増えているし、なかなか出てきてくれる気配がないので入院、促進剤を使ってダメなら帝王切開らしいです。

今までの友人達も遅れたり早かったりしつつも自然分娩だったので、ちょっと心配。

でも、心配しつつも心の奥では少しほっとしている自分が居る。

そんな自分に自己嫌悪。

何で、少しほっとしているのかと言う理由を今回はちょっと話してみたいと思います。

Aちゃんはもともとすごく良い子で、友達うちの中でも親受けが1番良い子だった。

美人だし、しっかりしたお嬢さんと言う感じだけどあたしみたいに男勝りなわけじゃなく、女性らししく優しい子。自慢の友達だし、ずっとこれからも長い間付き合っていきたい。そんなオトモダチ。

そんな彼女が県外に嫁ぐことが決まったときは正直凄く嬉しい反面、少し寂しかった。

そんなAちゃんの旦那ちゃんは4歳年下で結婚当時は大学を卒業して就職してようやく1年終わった、そんな若い子ちゃん。

ちょっと人見知りな感じだったが、実直そうだし、Aちゃんならしっかりしているからきっと大丈夫だろう。

それに何より、いつも二人一緒で傍から見てもすごく微笑ましく、一部の友人の間では理想的な夫婦だった。

県外と言っても隣の隣の県なので高速を使えば車で2時間半くらいだし、本人もちょくちょく旦那ちゃんと一緒にこっちに来ていた。

Aちゃんは自分の友達も旦那ちゃんと仲良くなって欲しいと結婚前も後も良く言っていたので、ちょっと里帰りしたときなど一緒にご飯に誘われたり、勿論こちらから遊びに行ったりもしていた。

それが、ちょっと風向きが変わったのは今年の夏のことだった。

春、Aちゃんの妊娠がわかり友達一同おめでたムードでいっぱいだった。

そんな折、Aちゃんの実家の方で夏祭りがあり、夫婦連れ立ってこちらに帰郷していたときのことだった。

毎年、Aちゃんにお誘いを受けてAちゃん宅に友達数人集まって夜まで遊んでいた。

結婚1年目の去年もやっぱりお誘いがあって友人数人と浴衣を着て花火を観に行ったり夏祭りを楽しんでいたが、今年はさすがに妊婦だと言うこともあってお祭りに便乗して遊ぶと言うこともなさそうだったので、あたしはいつも通りのだらだらした休日を過ごしていた。


実は前日に飲みに行っていたあたしの携帯に旦那ちゃんのほうから、「明日お祭りに来る?」というメールがきていたことを思い出して、昼過ぎにその返事を返した。

(※なぜ、友達の旦那があたしのメールアドレスを知っているかと言うと、旦那ちゃんとあたしの音楽の趣味がわりと似ていたため、以前旦那ちゃんが欲しかったCDが彼の地元に売っていなかったのでこっちで売っていないかと奥様公認(?)で尋ねられたことがあった)

すると、旦那ちゃんから返ってきた返事が、

「夜カラオケに行かない?」

とのこと。

「いいよー」

と返すと今度は、

「じゃあさ、qoocoさんのほうから奥さん誘ってみてくれない?」

と返って来た。

は?何で?……と思って尋ねたがそんなに深い意味はないけど、なんとなく怒られそうだからということだった。

意味はよく判らないが、奥さんの実家の居心地が悪いのかと思えば単にカラオケに行きたかっただけらしいが、実家で奥さんはリラックスしているのにカラオケとは言い出しにくかったらしい。

まぁ、あたしも深くは考えずに妊婦姿も拝んでおきたかったし、妊娠発表以来しばらく会っていなかったので了承。Aちゃんも快くOKしてくれて久しぶりに楽しい時間を過ごした。

だが、後日、旦那ちゃんからまたメールが届いた。

その内容が、

「妻が俺が急にqoocoさんと仲良くなったと嫉妬して大変」

ということだった。

ぇぇぇぇぇぇぇ!?

まぁ、臨月も近くなってマタニティブルーだったりするせいもあるし驚いたけれど、良い気分がしないのだろうからとあたしは旦那ちゃんと個人的な連絡を取るのをやめた。

そもそも、あたしの方から連絡をしたことはなかったので、旦那ちゃんにその旨を伝えただけなのだけど。

そんな話しを他の友達にすると、他の友人達は、

「可愛い嫉妬だねぇ」

と笑っていた。確かに、昔の彼女からは考えられなかったが、私も一緒になって笑いつつも、そんなことを彼女に言わせてしまった自分に反省した。

反省はしたけれど、あたしとしては旦那さんと仲良くして欲しいと言う彼女の希望どおり普通に仲良くしているつもりだった。

でも、彼女はそうは思わなかった。

別に浮気しているとかそこまで大きな騒ぎではなかったのだろうが、このとき少しあたしは胸の奥がモヤモヤした。

可愛いやきもちを妬いた彼女にもだったが、それをそのままあたしに伝えた旦那ちゃんに対してもだ。

実際聞きたい話ではなかった。

だが、胸の奥のもやもやは直ぐになくなり、妊娠中の大事な身体である彼女にあたし(と旦那ちゃん)のことでストレスを与えてしまったと言う罪悪感だけが残った。

しかし、Aちゃん夫婦との微妙なずれはそれだけでは終わらなかった。


せっかっくなので、先日書いた1度だけのっぴきならなくなってお見合いをしたときのお話を今日は書こうと思います。

まず最初に見合いの話が来た時に、笑い話で友達に話した所、友達曰く、

「見合いは条件!」

と力説されました。

まぁ、確かに友達の言う通りと思い話のネタにどんな条件の人を持って来たのかを聞いた所、


内装関係の自営業。父親が死んでからオジサンが社長をしているが後々本人が跡を継ぐ予定。

家族構成、母、嫁に行った歳の離れた姉、本人(2歳年上)とのこと。

ただし、嫁に行った姉は同じ市内に住んでいて、お母様は病弱で車椅子を使っての生活なので同居。


この時点でチョット不安が。

え、それって介護しなきゃいけないってことよね?

いや、介護がイヤというか、父方の祖父母は生まれる前になくなってるし母方の祖父は母が幼い時に鬼籍に入っているので実質母の祖母しか知らない上に、同居した事はないので子供の扱いは慣れているけどお年を召した方との接し方に不安があります。それなのに、いきなり介護って言うのに抵抗が……

うちの両親もその点に関しては同様に思ったらしく確認すると、仲介者の方が言うにはホームヘルパーさんに来てもらっているからその点に関しては別に介護をして欲しくてお嫁さんを探しているわけではないと。

それに、昔から体が弱くて入退院を繰り返しているので多分先もそんなに長くないからと(酷っ!

そこで悩んでいた所、更に日に日にイロイロ情報が追加されていった。

お家はすでに2世帯住宅で、お家を見に行った伯母さんが言うには(って言うか、そんな偵察に行ったのか!?)「白亜の豪邸」。まぁ、つまり大きくて新しそうな感じ。

自営業って言うのにも不安があったのだけれど、会社を見に行くと(スパイですか……)そこそこ従業員さんもいそうな感じ。内装って言ってもパソコン関係の配線とかそういう感じのお仕事で大きな会社の下請けをやっているので人手が足りないくらいらしい。

でもまぁ、ここまではわりと普通に良くあるはなしなのかなぁと言う感じだった。

ある日帰って更に追加された情報が、「1億円」。

1億円……っていうのはそちらのお父様、癌でお亡くなりになったらしいのだけどその時に入ってきた保険金の額らしい。

へぇぇぇぇぇ。

この場合、『へぇぇぇ』と言う以外にどんな反応をしろと!?

でも、ちょっと金額を聞いたときに、親に売り飛ばされるかも……と思ったのはここだけの秘密です。

しかも、この時に更に付け加えられた情報があって、

「もしかすると、本人とお母さんの苗字が違うかも

って。

え!?

目が一瞬点になった。

意味が良くわからなくて確認すると、何でもその亡くなられたお父様にはお母様公認(?)で他所に女の方がいらっしゃったそうで、身体の弱いお母様の変わりにお父様が入院中の身の回りのお世話などはその方がされていたらしい。(まぁ、それもこれもご両親そろってお母様の方が早くなくなるだろうと思っていたからと言う話しなのだけれど)

お母様はそれを大層引け目に思ったらしく、病床のお父様に離婚して欲しいと懇願、お父様が承諾して離婚届を出しに行こうとした矢先にお父様が亡くなった、と。


どこの昼メロですかそれ!?

良く言えば好奇心旺盛なあたしとしては、そう言う環境で育った(?)人っていうのは一体どういう人なんだろうと、相手の人格に興味が湧いてきて、写真が見たいと言い出したばかりに前述書いた通り、本当にお見合いしなければいけなくなりました。



長くなったので、続きはまた後日。


年々女性の結婚適齢期は上がってるというけれど、


田舎ではソンナコトナイヨ!


と声を大にして言いたい今日この頃。

女性は勿論ですが、持ち家率全国№1を誇る地元では男の人は結婚して家を建ててやっと一人前扱いされるという恐ろしい社会なのです。

去年一昨年くらいが周囲が第一次結婚ピークと名づけたいほど友達が何人も嫁いでいった。

あぁ、ついに恐れていたときが来たと、現在恋人の居ない自分はがっくり来たのを覚えています。

年賀状の時期でもないのに葉書や手紙が届いたと思うと、


『結婚しました』


だの、


『結婚するので来てね』


という、ある意味『魔の通知』だったりするのです。

どこら辺が『魔』なのかと言えば、実家暮らしの宿命である親の目です。


あぁ、葉書を眺める私に無言の圧力が!!


でも、無言のうちはまだ良かったと気付いたのはそれからしばらく経ってからのこと。

写真嫌いの私が珍しく友達の結婚式で振袖を着た嬉しさで浮かれて撮った写真が忽然と消えたと思ったら突然降って沸いたように親のお見合い攻撃が開始されたのです。

しかもすごいのが、相手の写真もなく最初に常に紹介者である伯母さん(父の姉)からの口伝の情報からはじまる。


人の写真は勝手に渡しておいて、あたしには写真1枚見る権利はないんですか!?


と暴れて写真をいただく。

話のネタにはなるカナと言う程度の好奇心だったのだが、それは罠だった。

写真を見て断るなんて失礼だと言われ、結局1度だけどうしても会えと言われてお見合いをすることになってしまった。(詳細はそのうち機会があれば書きます)

まぁ、そのお見合いがどうなったかと言えば、29歳独身と謳っているところで結果は明らかなので省略しますが……。


最近はあまりのあたしのやる気のなさを目の当たりにした両親が少し攻撃の手を緩めてきているのですが、相変わらず思い出したように現在進行形で降って沸いてきています。

伯母さんが多趣味で顔の広い人だから、ネタは尽きないらしい。

最近では面倒だから釣書(見合いのときの履歴書のようなもの)をデータとして伯母さんのパソコンに送って来いという指令まで来ました。

それに関してはあたし自身はスルーしたので親がかってに書いて送ったのかどうかは不明ですが、1つだけはっきりしているのは


あたしの着物姿のスナップはまだ伯母さんの手元にある


という事実。

どうやら完全に諦めては居ないようです。


ブログはじめてみました。


実は初めてではないです。ここの他にも日記的なブログをやっています。

そこはまだ続いています。

じゃあ、なぜ、また新たにブログを作ったかというと本音を吐露出来る場所が欲しかったというのが1番の理由です。

人生まだ29年目ですが、それはそれで色々あったりもします。

どうも兄弟の長女として生まれたためか、それとももともとの性格なのか、周囲からは『しっかりしている』と見られることが多く人から相談されたり愚痴を聞かされたりすることがわりと多かったりします。

多分、友人などに相談されたり愚痴を聞かされたりすることで、自分が“誰か”から少しでも必要とされていると安心する部分があるから……というのもあるのだと思います。

勿論、一方的に聞くだけではなくて自分の愚痴や相談を聞いてもらうこともあります。

ただ、『しっかりしている』なんてことはなくてそれが外面や虚栄がそう見せているだけだという部分もあると自分自身では良く判っているんです。

最近(でもないけれど)、ここ数年くらい色んなことがありました。

喜んだり凹んだり、泣いたり笑ったり。

で、話を元に戻すと、じゃあ、なぜもう一方のブログで書かないかというと、あちらには身近な友人達が主に見に来ているから。

本当のことなのだけど本音じゃなかったり、さしさわりがあって書きたいけれど書けないこともいっぱいあるんです。

だから、ここは、全く自分を知らない人の中に入って現在、過去に経験したこと感じたこと考えたことを話す場所にしようと思っています。

更新は毎日ではないかも知れませんがなるべくまめに更新するように心掛けたいと思っていますのでよかったらお付き合い下さい。