乳がんの遺伝子検査による
発病以前の人工ニューボウが話題になっている。
おばかでずるいマスコミは切り落とし手術のみをとりあげセンセーションをあおっているが
美しい人工ニューボーに切り替えたのが事実にちかいのだ。

さてこのブログの読者のお一人から
アメリカでは重粒子がないのは。。。
など数回、ご質問があったので、最後のご質問だけに
こちらのブログでご回答したい:

以下は読者のかたからの質問への回答の一部です:




米国では放射線治療は日本とくらべて大きな比率をしめています。


費用も日本よりもはるかに工学です。もっとも手術の費用も工学ですが。




米国では投資効果、とくに短期間の回収が重要とされています。


粒子線治療はこのてんで逡巡されていました。


x線の最新治療のほうが投資効果(このばあい利益を効果としています)


がおおきいのでそちらに重点がおかれてきました。


陽子線がビジネスとして成功をしたのはロマリンダ大学が最初で


ここで年間1000人の治療できるようになって、追随するところが増えてきました。ちなみに放医研は年間700人です。


重粒子線は米国が最初にはじめた。SFのバークレー研究所ではじめたのですが、


さまざまな種類のイオンをつかい、これといった成果をだす以前に装置をシャットダウンして、放射光加速器に切り替えてしまいました。この成果をもとに放医研が重粒子戦装置をつくり、すこしおくれてドイツの重研究所がよい治療成績をあげたのです。アメリカはこれらの様子をみながら慎重にすすめてきまして、メイヨークリニックが重粒子線施設の導入を決めスタートしました。この施設が動き出すと、その数は増えていくはずです。


ヨーロッパはハイデルベルグがすでに治療を開始。他の一カ所は建設中。一カ所は利益の対投資効果からとりやめました。ドイツでは陽子線施設も一カ所撤退しています。これは(後者)院長のわがままが原因といわれています。


イタリアは重粒子線治療がはじまっていて、放医研からの医師も参加していますから成果はでてくるでしょう。オーストリアは現在、建設中で物理の研究所のCERNが後押ししています。中国では上海がもうすぐ重粒子戦治療をはじめるでしょう。シーメンスの装置ですが、そのシーメンスは利益がすくないことで撤退を決めています。