ここではエネルギー代謝とは
人体のなかでどのようにして筋肉を動かすエネルギーになるかと
いう意味でつかう。

人体では二種類の方法があるという。
酸素をつかうミトコンドリア系と酸素をつかわない解糖系という。
(方法を系というのもへんなことばつかいだ)

がんは大量のエネルギーを消費するので
人体でのエネルギーの作り方をしっていると
がんの対策にも理屈がついて安心できるかも;
以下 湯島清水坂クリニックのホームページからの引用です。
お楽しみください。

解糖系とミトコンドリア系

エネルギ―を得るには、2つの系統があります。1つは解糖系で、もう1つがミトコンドリア系です。

解糖系は、酸素を使わず、糖質を分解してエネルギ―をつくり出します。ミトコンドリア系は、酸素を使って、食事で得られた糖や脂肪、たんぱく質や解糖系で生まれたピルビン酸を材料にエネルギ―をつくり出します。

解糖系は、細胞質で、酸素を使わず低体温の環境で働きます。ピルビン酸を経由して乳酸をつくり出す過程で、ATP(アデノシン3リン酸)を瞬時につくります。グルコース(ブドウ糖)1分子当たり、2分子のATPが生成されます。

骨格筋(白筋)、精子、再生上皮細胞、骨髄細胞、ガン細胞など分裂の盛んな細胞は、解糖系のエネルギ―を主体に活動します。瞬発力と分裂に使われます。

ミトコンドリア系は、ミトコンドリア内で、酸素を使って高体温の環境で働きます。グルコース(ブドウ糖)1分子当たり、36分子(計38分子)のATPが生成されます。解糖系の18倍、あるいは19倍の効率で、安定的にエネルギ―をつくり出すことができます。骨格筋(赤筋)、心筋、ニューロン(脳神経細胞)、卵子、一般の細胞などは、ミトコンドリア系のエネルギ―を主体に活動します。

この2つのエネルギ―系を使い分けているのです。子どものころは解糖系が優位で、加齢とともにミトコンドリア系中心にシフトしていきます。

ただし、ストレスによって交感神経の緊張が持続すると、血管が収縮して低体温になり、解糖系のエネルギ―が主体となってきます。低体温、低酸素、高血糖の状態です。ガンや糖尿病の状態であるといえます。

糖尿病やガンを治すには、高体温、高酸素、低血糖の状態にして、ミトコンドリア系にシフトしていく必要があります。ストレスを少なくして(ストレスにうまく対処して)、副交感神経優位の状態に戻していきましょう。

さて、
この知識を使うと
新しいアイデアがでてくる。
それはなんでしょう。
三毛猫
ご自分で考えてください。