LATEST FAVORITE♯131 | EAT THE MUSIC.

EAT THE MUSIC.

とにかくそれが音楽と思しきモノなら
何でも聴いちゃう節操なき超雑食系男子が
日々どのような音楽を「喰らって」生きてるかの
しょうもない雑記です。
共に喰い散らかして頂けたら幸いです。

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tofubeats"Don't Stop The Music"

'13年末にメジャーデビューを果たすやいなや瞬く間にブレイクを果たし、去年も各所で名前を目にしたtofubeats。
恩義せがましい話、藤井隆を招いた傑作・"ディスコの神様"は当クソブログのアワードでも4位にノミネート。どういたしまして。

で、これまた絢爛豪華で良いトコ突きまくったゲストが魅力的な本作をレンタルで拝借。

森高千里をフィーチャーしたタイトル曲はちょうどPerfumeのクラシック・"マカロニ"をイメージさせるようなバランスのミドルチューン。
彼らしいチープでキッチュなサウンド選びとハウスもラウンジも歌謡曲も飲み込んで吐き出したような、意外に世代も趣向も問わず聴けてしまうような妙なグルーヴが特徴的。
アタックの強さや手数を競うだけの見かけ倒しなゴテゴテしたクラブサウンドが横行し、良い加減耳も疲れ始めたこの時代のタイミングでの供給と言うマーチャンダイジング的なクレバーさも素晴らしいし、tofubeats君って言わばそんなプロデューサーやコーディネイター的な視点が発達してる点こそもしかしたから一番の武器かも知れない。

それは本作に置けるボーカリストの人選の妙で最も発揮されてる点でもあり、森高千里と言うちょっとしたレジェンド化してるアイコンを寝た子を起こすように召喚。

森高は森高でもはやモリタカ的としか言いようのないあの鼻に掛かったような、それでいて抜群にハリのある、パーフェクトな華を兼ね備えたボーカルを注入。
美脚同様、全盛期から一切合切目減りしない魅力を提示。まあ、もう少し成長してくれてても良いわよねえとも思ったけれども。
本曲に関してはカップリングされたリミックスバージョンもオススメ。

方や神聖かまってちゃんの「の子」参加の"おしえて検索 feat.の子"も何となく昔の電気グルーヴをちょっと思い出させるような軽妙ナンセンス電波ソング。
キチガイぶりは希薄ながら逆にアレ?ボーカリストとしてそう悪くない子かも、とも。

去年末に発表されたメジャー初のフルアルバムを買おうかどうか貧乏臭くずっと悩んでたんですが、やっぱりコレは買っとかないとマズいかも知れません。

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NEWS"恋のABO"

続いてのニュースです。

コレは一体いつ何処のブッコフで購入したのかもはや思い出せないんですが、
昨年ハマりにハマったジャニーズディスコの最新クラシック・"チャンカパーナ"のグルーヴィーな仕上がりに頭も体もチャンカパーナしちゃった為、同じくディスコ系と言う共通点から手にしたのが本作、'09年の11thシングル。

血液型を絡めた歌詞もジャニーズらしいチョイダサライン狙いながら、オーセンティックなディスコビートにメタリックなトランスサウンドを絡めて醤油かけて炒めたようなまさしくジャニーズらしく、またJ-POPと言うマーケットからしか生まれ得ないごった煮なグルーヴの妙に踊らされます。

山ピーと錦戸君の声があると妙に贅沢感があって、そう思う自分が我ながら不思議。

ちなみにB型であるオレは「マイペースな番長」らしい。余計なお世話なんだケド。

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ジャニーズWEST"go WEST よーいドン!"

ごった煮ジャニーズ品質なJ-POPと言う点では前述のNEWSをも上回る"ええじゃないか"。
浪花節とユーロビートを折衷すると言う意外と誰もやってなければ、思いついてもやらないアプローチが画期的。
ちなみにアレンジャーは古くからジャニーズクオリティを支える重鎮・CHOKKAKU。

そんなジャニーズWESTは関ジャニ8以来の関西発の新ユニットで、'14年春にデビューした7人組。
関西弁だと何でも面白く聞こえる、東京出身のオレのコンプレックスを刺激する大阪弁男子のアドバンテージに苛つきながらも、意外と年長者も多いメンバー構成はオレの神経を逆撫でしないコトに成功。

別に群を抜いた若いイケメンがいる訳でもないからこそ、不器用で粗末な、例えばオレみたいな者ともあくまで地続きな今時男子たちがまるでトチ狂い、半ばヤケクソ気味に「ええじゃないか」「まだまだやれるで」を繰り返す、もう知性と言う要素を殆ど感じさせないメッセージは、いやだからこそ何だか凄くポジティブなアニメソングを聴いてる時のような多幸感を感じさせるし、「これから頑張って故郷に錦を」的な素直なモチベーションも漂い、無駄に涙腺を刺激されます。

こんな曲に涙腺を刺激される自分も悔しいんですが、乱暴に全てを全肯定するような「ええじゃないか」と言う言葉の妙には平伏すしかないのよ。

あ、"ええじゃないか"以外はまだ未聴。それはそれで別にええじゃないか。