LATEST FAVORITE♯71 | EAT THE MUSIC.

EAT THE MUSIC.

とにかくそれが音楽と思しきモノなら
何でも聴いちゃう節操なき超雑食系男子が
日々どのような音楽を「喰らって」生きてるかの
しょうもない雑記です。
共に喰い散らかして頂けたら幸いです。

と言う訳で、引き続きレーテストなフェイヴァリットでお楽しみ頂きたい。
いや、楽しめなくてもゼンゼン謝らないケド。

でも「楽しく読ませて頂きました」的なコメントは一応それなりに頂いてるしなあ。

でもオレのような偏屈屋さんを前にすれば、そうゆうコメントも非常にありがたく、自信にも繋がるゼ、などと言う美談じみたコトは微塵も無くて、ハッキリ言ってどうだって良い。
判で押したように「私のブログにも是非遊びに来て下さい」などと末尾で結ばれてると、ちょっと反吐。
いやいや行かねえよ。

何かの御縁で繋がった言わばアメーバメイツの皆様だからこそ、それなりに上手くやって行こうと噛み付く真似は極力我慢してたんだケド、ついに言うわ。宣伝ならヨソでどうぞ。

反面、少しでも内容に触れてくれてたりするコメントだと飛び上がるぐらいキャッホイなんだケドもね。

あと、スマホで見てくれればわかりやすいんだケド、トップ画面タイル状なのね?オレ。その配列が乱れるのも良くない。

あーあ。ついに言っちゃった。

photo:01

JUJU"DOOR"

と言う訳で、順番が前後しちゃうんだケド、今夜はこないだTSUTAYAでレンタルして来た中から何枚かをまとめて。
また5枚おまとめレンタルで¥1000の甘い罠にまんまとハマり、ごっそりレンタル。
実はオレそれをこの間に2セット、つまり10枚レンタルしてんだよねえ。
よくやるよね。

で、JUJU。

基本JUJUって関心も敵意も感じない比較的どうでも良い存在だったりして、オレと言う人間に限っては爪一つ分も関連性が無い、オレの生活に入り込む余地もない存在だと思っていた彼女と彼女の音楽。

10数年前で言やあ、岡本真夜先輩や古内東子先輩あたりが鎮座してたような、所謂オトナ女子向け・甘く切ないスウィーツ笑バラードの、「泣き歌」工場の女工場長ポジションでしょう、と。

意味わかんないかも知れないケド、これだけベルトコンベア式に、毒にも薬にもならない似通ったミディアムバラードを乱発され続けられたら、オレのような門外漢の対応能力の限界を越えるのも必然。
早い話ハナからオレには関係のない物品で、一方世のOLと言うOLの涙腺を刺激し続けるが良いわ、と言う感じだったモノの、
以前も書いたケド、トーク番組で70年代~80年代のダンスミュージックの話題でマツコデラックスと盛り上がってみたり、ブレイク前に参加したBliss feat.JUJU名義のハウスナンバーが事の他良質だったりなんかして、
クソつまんねえバラードを歌う傍らで彼女自身の秘めたるポテンシャルに悔しいかな、興味が湧いていた最近のオレ。

で、手を出した本作。今年3月にリリースされたばかりの、オリジナルとしては5th。
他のオリジナルを聴いた訳じゃないから単純比較は出来ないケド、湿っぽいバラードシンガーなイメージを軽やかに裏切り、「あれ?JUJUってこんなに垢抜けてるんだ?」と言うギャップにやられつつ、アップめなナンバーにこそ拾いモンの多い一枚でした。

またこの無駄に色っぽいジャケットと言い、JUJUって頑張ってもうちょっと突き抜ければオカマとかからも相当愛される存在になるかも知れなくない?

で、型にはめて抜かれたように定型通りな甘切なバラードも紛れてるんだケド、
資生堂CMソングとして、水を得た魚のような天真爛漫さで胸糞を刺激する水原希子ちゃんの笑顔と共に大量オンエア中の最新シングル曲・"Hot Stuff"、この一曲で全部チャラ。

これ早くも、EAT THE MUSIC.AWARD・楽曲部門ノミネート確定、なキラーチューンよ。

手掛けたのはYUKIでお馴染みなプロダクション・agehaspringの面々が全面関与。
「可愛い」とか「カッコ良い」とか「おしゃれ」とか、そう言うふわっとしたイメージを可視化させ、わかりやすくコマーシャルなポップソングに構築させるテクニックは実に巧みだし、流石の一言。

なんてわかりやすい「女子賛歌」。

で、この薄ら寒さに、より立体感を与えるのがタイトルからしてそのモノずばりなドナサマー級のディスコサウンド。その今日的解釈版とでも言いたげに、ロッキッシュかつキラキラとしたプログラミングが冴えたダンスロックに。
でもリズム隊だけは生楽器っぽくて、スカスカした安っぽさは皆無。ちゃんとオーセンティックしてる。

JUJUのボーカルも巧みに緩急を効かせ、随分エモーショナル。心なしか普段よりイキイキして見えるし、悪いケドクソスウィーツバラードよりハマってる。

総じてまさに「まるで弾けるポップコーン」のようなグルーヴ。

他にも、唐突にスガシカオ作曲によるキラキラ四つ打ち仕様な陽性ポップス・"星月夜"、
大沢伸一御大関与のドラマティックなピアノハウス・"Heart Beat"、
Blue Sixを思わすムーディーかつアンニュイなハウス・"Who's Gonna Say It's Not"、
'00年代初頭のJ-歌姫物のような「軽い」感触が新鮮な"hero♯51"などなど、佳作も多い。

願わくば「こんなのまだ序の口よ」と言わんばかりのアグレッシブな路線に本格シフトして貰いたいものです。

「OLの慰み者」で終始するには余りに惜しいポテンシャルよ。

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JUJU"BEST STORY~Love stories~"

こちらは'12年リリースのベスト盤。

常々ベスト盤を2枚に分けて同時発売するメソッドが気に食わないオレ、"Life stories"と言うのと同発な本作も同様で、ベストがたくさんあるって根本的に変な話じゃない?その性根の図々しさが嫌。

あと、仕分け方にどうしてもその人の自意識と言うか美意識と言うか、スウィーツ臭い謳い文句が踊るコトになるのも何だか押し付けがましい。
「LIFE」と「LOVE」ってねえ。

西野カナ・ベスト盤の「mint」と「pink」よりかは意味がわかる分いくら救いようがあるケドも。

ただ、JUJUちゃんに関してはたまたまオレが聴きたかった楽曲がこちらに集中してくれてたんで、両方手に取るような暴挙には出なくて済んだのが有難い。

スウィーツ臭い彼女のバラード史上でも例外的に、松尾潔×Jin Nakamuraと言う2代売れっ子による鉄壁の「OLアンセム」・"桜雨"は何故か好き。

繊細なコーラスワークと流麗なメロディーライン。とてもスムースな聴き心地。

チキチキしたイントロから引き込まれる、本作中数少ないダンサブル曲・"READY FOR LOVE"も隠れた佳作。

ちなみにオンナ3人が3時間ひたすら恋愛にまつわる自分語りを繰り広げる様を見せつけられる伝説的なスウィーツ番組・「グータンヌーボ」テーマソングでもありました。

一方で「鳴かず飛ばず」だったと言う幻のセカンドシングル・"CRAVIN’"が結構好き。
いかにも2000年代初頭の歌姫ブームの影を引きずったような、垢抜けたソウルナンバー。
このサラリとした「軽さ」。悪くない。