STEP③ 廂
通い詰めた甲斐があって、
男はようやく御簾をくぐり、
廂へと通される。
当時は簀子が応接間の役を果たしたが、
扱いの丁重さでは廂の方がずっと上。
しかし、相手はなおも母屋に居て、
御簾越しに応対する![]()
廂部分は几帳や屏風、
衝立障子で適当に区切り、
上客の応接や家人の居室、
女房の局代わりなどに幅広く使われた![]()
STEP④ 母屋
思いが通じ、
ついに帳台の置かれた母屋へ通される男。
恋する二人の、
甘い夜がいよいよ始まる![]()
母屋と廂、廂と簀子との間には段差があり少しずつ低くなっていく。
とりわけ人目に触れる「端」近くへ出ていくことは、
貴族の女性にとってはしたないこととされていた![]()
