青山透子氏の著作「日航123便墜落事件 隠された遺体」、「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」等、河出書房新社から出された7冊の書籍は、当該事故は海上自衛隊のミサイル発射訓練とそれに対する123便機長(海上自衛隊出身)の協力が原因であり、自衛隊はその証拠隠滅を図ったとの憶測に基づいて書かれている。
問題点は次の通り。
①これらの書籍がノンフィクション作品とされていること
②本屋大賞ノンフィクション部門の最終選考に残るほど売れており、その内容がYou Tubeを通じて現在も拡散し続けていること
はあ?この記事読むまで知りませんでした。「日航123便墜落事件の新事実」って、こんな陰謀論が出てたんですね。
こんな荒唐無稽な話、信じるような奴らは救いようがないから放っておけば・・・と思ったら、放っておけない事態があったのね。
当該書籍が全国学校図書館協議会という公益社団法人の推薦図書に選ばれている。選定要領に杜撰さは無いのか?
子供達が当該書籍の内容をあたかも事実としてそのまま受け入れてしまう可能性があるが、是正すべきではないのか?
作者にどんな思想があろうと、陰謀論にハマろうと知ったこっちゃありませんけど、全国学校図書協議会ってのがそんなにヤバい団体とは知らなかった。
子供の頃は、夏休みの宿題に読書感想文があって、優秀な作品は読書感想文全国コンクールに提出されてた。それを主催するのがこの団体(毎日新聞共催)。おまけに文科省が後援してる。
ただ、佐藤議員も文科省が絡んでくるとなればまずいと思って質問したのでしょうけど、ぶっちゃけ、純粋無垢wな子供たちがこの手の本を信じ込むとは思えないのよね~「ノストラダムスの大予言」みたいに、小さい頃は信じても成長したら噓だとわかるし、その前にすぐ忘れるでしょう。
問題は、真剣に陰謀論を信じちゃってる オ ト ナ。
9・11同時多発テロはフェイクだとか
ケネディ大統領を暗殺したのはオズワルドではないとか
最近だと、安倍総理を暗殺したのは山上ではないとか、コロナワクチンは毒薬だとか、新型コロナパンデミックはフェイク・・・etc.みたいな。
で、陰謀論を信じてるやつらは専門家による調査で明らかになった事実を、噓だから見る価値がないと思っているのか知ろうとしないで、頭の中で作り上げた信じやすい物語にハマってしまう。
わかりますよ、本物の事故調査報告書って地味だし難しい専門的な内容だし、量も膨大になるからね。けれど、事実には適当な頭の中だけのお話にはない重みがある。
日航機の事故の調査では、相手がアメリカの企業ってことで調査できる範囲に制限があって、それでもそこを突破するための地道で粘り強い、多くの人の長年の汗と努力があってのことなんですよ。
これは断言できるけど、その努力と重い事実をひっくり返せるだけの力は陰謀論にはない。
だからこの本も、精々「ノストラダムスの大予言」程度なんだな~