最近「学校健診」についてのブログを二つ読みまして、その通りだと思いましたのでご紹介します。
言いなりは尊重ではない
子どもの権利は曲解されて
変な扱いを受けやすい。
(一部要約して引用)
「健診が恥ずかしい」と主張する時に、
子どもの権利を尊重するとは
・まず、話を聞く
・説明をする
・負担をなるべく減らす
その上で、我が子3人にも伝えているが、
「嫌と言ったら
やらなくて済む権利はない」。
これは子どもだからではなく、
大人にもない。
自分はそう考えている。
だから、健診の選択制は賛成出来ない。
必要な子ほど溢れる仕組みになってしまい、
子どもの利益にならないし、
権利の尊重ではない。
虐待で「見えるところにはしない」親が
いるのだから、
『年1回は親も子も選択出来ない形で
当然のものとして健診を受けて、
全身がチェックされる』ことで、
守れる命はあるんじゃないかと思うし、
経験の少ない自分ですらそう思うから
小児のベテランの先生たちは
健診の中止や選択制には賛成出来ないだろう。
本当にその通りだと思います。
この話題のもとになったのは神奈川新聞の記事のようです。それを取り上げたブログ記事を引用させていただきます。
神奈川県のとある小学校で健康診断が行われましたが、上半身脱衣という事で泣いた女児がいたという記事です。
この記事の発端が、X(旧Twitter)のこちらのポストです。

では、実態はどうだったのでしょうか?
神奈川新聞の記事を見てみましょう。
- 「心臓の音や背骨の様子を見る為に上半身の服を脱ぐ」事を児童達に事前に説明
- 担当医が男性だと知ったのは当日
- 検診を行った保健室は脱衣、診療、着替えの空間に仕切られていた
- 女児の診療には女性の看護士も同席
このポストをした方はこのように仰っています。
「文科省の指針に沿った検診を求める」
ではその指針の内容は、と言いますと
- 原則、体操服や下着等の着衣、又はタオル等により身体を覆う
- 正確な検査・診察に支障のない範囲
- 正確な検査・診察の為、必要に応じて医師が、体操服・下着やタオル等をめくって視触診したり、体操服・下着やタオル等の下から聴診器を入れたりする場合が有る
- その事は児童生徒等や保護者に対して事前に報告する
- 学校は健康診断の実施主体として円滑な健康診断実施の為の環境整備をする
上記の通り、この学校は指針に沿ったやり方で検診を行っていたと言えます。
ではこのポストをした方は何を求めているのでしょう?
他のポストも読んでみますと、この方は「子供(男児)から聞いた話」「他の母親(別の学校?)から聞いた話」など、当事者でもないのに又聞きの話で決めつけていらっしゃるように思えます。
こういった場合親としてはむしろ、子供にきちんと健診の必要性を説明するべきなのではないでしょうか。
何か、炎上狙いのポストかな?と勘ぐってしまいました。

