前回の続き

 

 

ご紹介したブログの内容と外れるかもしれませんが、マスコミの弱者支援の扱いに常々思うことがあって・・・

 

例えば「ボランティア」

一時有名になったスーパーボランティアおじさんが、行く先々にマスコミが押し掛けるものだから、かえって迷惑をかけることになるとボランティア活動を休止したことがありました。

或いは、災害ボランティアに感謝する被災者の言葉を毎度毎度これでもかと使う報道。被災者の中には、ボランティアにありがとうという気力もない人だっているでしょうに、何か、被災者とボランティアのふれあいを強要されている感じ。

 

毎年放送される募金集めの番組では、「困難に挑戦する障碍者」を登場させて感動を集めるのが定番です。

 

報道だけでなくドラマでは、例えば「視覚障碍者は見えない代わりに聴覚が優れている」「発達障碍児には先天的な特殊な能力(ギフテッド)がある」という幻想を植え付ける。

そんな恵まれた才能なんて無いのが普通だし、障碍を抱えて毎日普通に生活していくだけでも大変なのに、あまりに美化され過ぎて返って苦痛なんじゃないかなぁ。

 

100キロ超の電動車いすを担いで階段降りろとか、木造のお城の天守にエレベーター付けろとか言う障碍者も極端だけど、いろんなことに挑戦して輝いている障碍者ってのも極端な話。

 

差別は良くないと声高に叫ぶマスコミこそが、偏見を植え付けているように思います。