このニュース、ご存知の方も多いと思いますが改めて。
(一部引用・強調はブログ主)
28日の会見での旭川医大の説明によると、選考会議があった会議室から職員が出ようとした際、記者が両開きの扉の隙間からスマホで録音していたという。職員が記者を問いただしたところ、「いなくなります」と話し、身分を明かさず立ち去ろうとしたため、学外者が無許可で侵入しているとして逮捕し、警察に通報したという。 旭川医大の佐々木順三事務局長は「『学生ですか』という問いに対しては否定し、『上司に確認しなければいけない』との発言もあった。身分を一切明かさなかったので、関係者ではないと判断した」と説明した。
で、この件で声明を出した団体があります。
(一部引用)
北海道新聞旭川支社の女性記者(22)が旭川市の旭川医科大の建物内に無断で侵入したとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕され、その後釈放されたのを受け、新聞、テレビ、出版、インターネットメディアなどで働く女性で組織した「メディアで働く女性ネットワーク」が28日、記者の逮捕に関する抗議声明を出した。
この「メディアで働く女性ネットワーク」なる団体、以前2018年の女性記者セクハラ問題の時に登場しています。
「マスコミ・セクハラ白書」
日本マスコミ文化情報労組会議のアンケート調査では、メディアで働く女性のうち74%がセクシュアルハラスメントの被害や性暴力にあったと回答しています。
執筆したのは「メディアで働く女性ネットワーク」(WiMN)の会員から約30名。2018年に大きな衝撃を与えたテレビ朝日の女性記者に対する財務省幹部のセクシュアルハラスメント事件を契機に結成されたWiMNには、新聞・通信、放送、出版、ネットメディアなどで活動する(フリーランス含む)女性が100人以上参加しています。
この白書とやらは読んでいませんし、この団体がその後どうなったか興味もありませんでしたがこんなところで出てきたんですね。
この当時は女性記者のセクハラ問題でいろいろ記事が出ていました。当事者である女性記者からの声もありました。
(一部引用・強調はブログ主)
「セクハラやパワハラの記事を、セクハラやパワハラを受けながら書く……。冗談みたいな話ですがこれが事実です。誰もがテレ朝記者を心の中では称賛している。でも表立って言う人はいない」
大手新聞社に所属する、都政担当の女性記者・町田由美さん(仮名・二十代)が打ち明ける「セクハラ・パワハラ」の実態は、マスコミの内側、とりわけ大メディアの「ダブルスタンダード」を示している。セクハラ・パワハラが世界的に問題視され、我が国でもやっと認識され問題視されている世論とは真逆をいくものだ。
「警察や省庁の幹部には中年男性が多いので、気を許してもらいやすいだろうと若い記者が担当になります。とくに、大学を出たての一年生記者に女性がいたら、たいてい番記者になります。とくにテレビ局は露骨にそういう選別が行われています。
今回逮捕された女性記者は22歳。
どんな確認を上司にしようとしたのか?
ってか、無断侵入取材を命令した上司の責任は?
上記の女性ネットワークの声明では大学当局や警察が悪いみたいに言ってますが、これってそもそも本質は無茶な取材を強要したパワハラなんじゃないんですかねぇ。
つまり、マスコミのパワハラ・セクハラ体質は全く変わってなかったという証左ではないかと考察いたしますです。


