さて、なぜ私が安倍総理を信じられるかです。


 一つには、安倍総理が一度総理として(失敗も含めて)経験があるということです。マスコミへの対応。マスコミの云うところの「民意」への対応。そして、党内の反対賛成それぞれに対する対応。特にマスコミには余計なことは言わない、言わせない。発言は十分に準備されたもので弱みを見せない、といったように、今のところうまくコントロールしていらっしゃるようです。


 次に、党内に関しては石破幹事長とうまく連携して、がっちり固められているように思います。石破氏の政策などについて、安倍総理の足を引っ張るとの見方をされる方もいらっしゃいますが、衆院選の勝利はやはり石破幹事長の功績が大きいですし、そこからもわかるように、党内をまとめるためには石破幹事長は良い人選だと思います。


 そして、最大のポイントは、皆様ご存知のように、今回の安倍内閣に古屋圭司氏が入閣したことです。古屋氏といえば、あの小泉・竹中構造改革の象徴である「郵政民営化」に反対して離党し、解散総選挙で刺客を送られて話題になった人です。(野田聖子氏のほうが目立っていましたが)

 古屋氏のブログにもありますが、当時から亀井静香氏と故中川昭一氏とは仲が良く、同じ志を持っていらっしゃいました。また、安倍総理とは高校大学と一年違いの旧知の間柄です。

 諮問会議か参謀か知りませんが、政策の決定は内閣の総意で行われますから、閣僚の意思が大切なのです。古屋氏は、地方の産業をずっと応援してこられました。中小企業の振興や農業の活性化に力を入れています。


何より、安倍内閣の最優先課題は「東北の復興」そして「デフレ脱却」。その達成に支障になるような政策は受け入れるはずがありません。


 

 前編をUPしてからながらくおまたせしたわりにしょぼいと思ってませんか?(まあそうなんですけど)要するに、信じていることと無批判に受け入れることは別だということです。